今週の講師は、東北大学 災害科学国際研究所 所長の今村文彦さん。
東日本大震災の1年後に設立したこの研究所には工学的な立場から津波を研究する世界唯一の研究機関があります。
東日本大震災で私達が目の当たりにしたのは、川下からか川上へ遡上する津波の脅威。川の蛇行によってその動きや方向は複雑になり、まるで生き物のように、予測がつきません。
そのスピードは時速700㎞で、河口から50㎞の内陸部にまで逆流したという記録もあります。
こうした予測不可能な津波への対策には、普段、どんな訓練をしておけばよいのでしょうか。
未来授業3時間目、テーマは『逆流する津波』
◆今村 文彦(いまむら ふみひこ)
東北大学災害科学国際研究所所長 災害リスク研究部門津波工学研究分野教授
最新の著書「逆流する津波」(成山堂)