今週の講師は作家、角田光代さんです。
角田さんはおよそ5年の歳月をかけて「源氏物語」の現代語訳に取り組みました。
紫式部が「源氏物語」を書いたのは、およそ1000年前の平安時代。
主人公・光源氏(ひかるげんじ)の恋愛遍歴にとどまらず、四季の移ろいや人間の業(ごう)が描かれ、古典文学の最高峰とされています。
角田さんは「源氏物語」に翻訳者として寄り添う中で、あることを発見したと言います。
未来授業3時間目、テーマは『 物語の神様 』
◆角田光代(かくたみつよ)
1967年、神奈川県生まれ。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。
96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、
2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、
05年『対岸の彼女』で直木賞、
06年「ロック母」で川端康成文学賞、
07年『八日目の蝉』で中央口論文芸賞を受賞。
11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、
12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、
『かなたの子』で泉鏡花文学賞、
14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞。
「源氏物語」の現代語訳は河出書房新社から発売中(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集05)。
下巻は2月25日に発売。
http://www.kawade.co.jp/nihon_bungaku_zenshu/