今週も「FMフェスティバル未来授業〜令和時代のムーンショット」、
秋に行われた公開授業の模様です。
講師は、京都大学 iPS細胞研究所 山中伸弥さん。
授業のテーマは「〈いのち〉は一体だれのもの?」
聞き手は、芥川賞作家の川上未映子さんです。
髪の毛や皮膚の細胞から作ることのできるiPS細胞で精子と卵子を創り、
受精させて「人間を作ること」が、理論上は可能だということがわかっています。
しかし、山中さんはその延長線にある大きな問題を学生たちに問いかけました。
未来授業2時間目。テーマは「iPSベイビーの、是非」
◆山中伸弥(やまなかしんや)
1962年、大阪市生まれ。神戸大学医学部卒。大阪市立大学大学院研究科修了。 米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。 2006年、体を構成するすべての細胞に分化する可能性を持つ人工多能性幹(iPS)細胞を マウスの皮膚細胞から作製したと発表。2007年にはヒトの皮膚細胞からiPS細胞を樹立したと発表した。 2012年ノーベル生物学・医学賞を受賞。