この春、B’z・稲葉浩志さんのソロステージにインスパイアされた小説、『ホシノカケラ』を出版された稲葉なおとさん。大学卒業後、一級建築士として経験を積んでいた稲葉さんは、あるタイミングで、文章を書くことを仕事にする決意をします。それまでとは違う分野へのチャレンジは、泥臭く、熱意あるものでした。
未来授業3時間目、
テーマは『柱を持つことの大切さ』
稲葉なおと(いなば なおと)さん プロフィール
作家・一級建築士。東京工業大学建築学科卒業後、設計事務所に所属。商業ビルや分譲マンションの企画・設計を手がけるも、交通事故で3カ月の入院生活を強いられる。これを切っ掛けに名建築を訪ねて
アメリカ本土を5カ月に渡り旅する。1998年、初の旅行記『まだ見ぬホテルへ』で作家デビュー。『遠い宮殿』でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。その後、世界の名建築宿に500軒以上泊まり歩いた経験をもとに写真集、長編小説、児童文学を次々と発表し、2019年日本建築学会文化賞受賞。近著にデビュー20周年記念となる長編小説「ホシノカケラ」がある。