今週の講師は、東京農工大学 環境資源化学科 教授、高田秀重(たかだ・ひでしげ)さん。
マイクロプラスチックによる環境汚染を長年研究してきた第一人者で、国連の海洋汚染専門家会議グループメンバーとして、マイクロプラスチックの評価も担当しています。
ヨーロッパで始まった、「プラスチックフリー」の動き。中国や東南アジアによる、プラスチック・リサイクルの受け入れ中止の流れ。すでに世界は、脱プラスチックへ大きく方向転換を始めています。
そんな中、今年6月のG20大阪サミットでは、プラスチック廃棄ゼロを目指す「大阪ブルーオーシャンビジョン」が発表されました。
そこで未来授業4時間目は、この「大阪ブルーオーシャンビジョン」の評価と、その先の課題を伺います。
テーマは「プラスチックをやめるということ」
高田秀重(たかだ・ひでしげ)
1959年、東京都生まれ。東京農工大学農学部環境資源科学科教授。理学博士。82年、東京都立大学(現首都大学東京)理学部化学科を卒業。86年、同大学院理学研究科化学専攻博士課程を中退し、東京農工大学農学部環境保護学科助手に就任。97年、同助教授。2007年より現職。日本水環境学会学術賞、日本環境化学会学術賞、日本海洋学会岡田賞など受賞多数。世界各地の海岸で拾ったマイクロプラスチックのモニタリングを行う市民による科学的活動「インターナショナル・ペレットウォッチ」を主宰。