未来授業。今週の講師は、ジャーナリスト、安田純平さんです。
安田さんは、2015年、シリア取材中に武装勢力に拘束され、およそ40カ月に渡って拉致監禁されました。拘束に反発するため絶食を行ったことから、体重は一時10キロほど減少。帰国後には、胃と十二指腸に潰瘍ができていたことがわかったといいます。近年世界中で、民間人や民間の施設といった、ソフトターゲットを狙ったテロが、後を絶ちません。
また、インターネットとSNSの出現によって、紛争地域の取材が様変わりしたと、安田さんは言います。
未来授業4時間目、テーマは『ジャーナリズムとはなにか』
安田 純平
1974年埼玉県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、信濃毎日新聞に入社。在職中に休暇をとりアフガニスタンやイラク等の取材を行う。2003年に退社、フリージャーナリストとして中東や東南アジア、東日本震災などを取材。2015年6月、シリア取材のためトルコ南部からシリア北西部のイドリブ県に入ったところで武装勢力に拘束され、40か月間シリア国内を転々としながら監禁され続け、2018年10月に解放された。著書に『誰が私を「人質」にしたのか』(PHP研究所)『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(集英社新書)など。