今週の講師は、性社会 文化史研究者の、三橋順子(みつはし・じゅんこ)さんです。
日本で初めてトランスジェンダーとして大学教員に就任、専門はジェンダー、セクシュアリティの社会、文化史です。近年セクシャルマイノリティに関する論議が、メディアを含め多くとりあげられています。その際に使われるのが レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランジェンダーの頭文字をとった、 「LGBT」という言葉です。いまでは一般的になりつつあるこの言葉と裏腹に、セクシャルマイノリティへの社会的な認知は広まっているのでしょうか。
未来授業2時間目、テーマは『 LGBTブームの功罪 』
三橋順子 (みつはし・じゅんこ)
1955年生まれ。性社会・性文化史研究者。
明治大学・都留文科大学・関東学院大学非常勤講師。主な研究分野はトランスジェンダー(性別越境)。著書に『女装と日本人』(講談社現代新書、橋本峰雄賞)、近著に「新宿 『性なる街』の歴史地理 (朝日選書)」がある。