「未来授業」。月曜から木曜のこの時間、ラジオを教壇にして開かれる、未来のための公開授業です。
今週の講師は音楽家、神戸大学名誉特任教授の若尾裕さん。
昨年出版された若尾さんの著書「サステナブルミュージック これからの持続可能な音楽のあり方(アルテスパブリッシング)」では、高度資本主義、グローバル社会の中で、これからの持続可能な音楽のあり方について問いかけています。楽しい、悲しい、切ない、、、といったさまざまな感情を喚起させる音楽。音楽と感情は切っても切れないものとして、ポップスやクラシック音楽、テレビや映画のBGM、さらには音楽教育や、音楽療法の場でもその効果が利用されています。
未来授業2時間目、テーマは『音楽と感情』
若尾裕(わかお・ゆう)
1948年、東京生まれ、大阪育ち。現在は京都在住。1976年、東京芸術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。広島大学教育学部教授、神戸大学大学院発達科学研究科教授を経て、現在、神戸大学名誉特任教授および広島大学名誉教授。専門は、臨床音楽学。主な著書に『サステナブル・ミュージック これからの持続可能な音楽のあり方』(アルテスパブリッシング)、『奏でることの力』(春秋社)、『音楽療法を考える』(音楽之友社)、『親のための新しい音楽の教科書』(サボテン書房)。訳書にマーティン・クレイトン他『音楽のカルチュラル・スタディーズ』(監訳、アルテスパブリッシング)、デイヴィッド・グラブス『レコードは風景をだいなしにする』(フィルムアート社)、スティーヴン・ナハマノヴィッチ『フリープレイ』(フィルムアート社)などがある。