今週の講師は、沢村慎太朗(さわむら・しんたろう)さん。
クルマの運動性能や構成要素に関する高い分析力で知られ、自動車専門誌各誌に辛口の評論を展開する自動車評論家です。
そんな沢村さんは昨年、あるクルマに特化した著書を発表しています。それが「軽トラの本」。ニッポンの産業を支える「道具」としての軽トラックの特殊性、そしてその高い性能を詳しく分析しています。
それでは、未来授業2時間目。
今日は、あまり注目されることのないクルマ、軽トラックの知られざる「すごい性能」であり、最大の特徴、積載量のお話です。
テーマは「性能を100%発揮するクルマ」
沢村慎太朗(さわむらしんたろう)
1962年東京都台東区生まれ。早稲田大学第一文学部(美術史学専攻)を卒業後、編集仕事を経て独立し、自動車評論家となる。 工学的評論以外にも、エンジニアなどへのインタビューや、メーカーや車種の歴史的考察のほか、独自の研究成果を踏まえ、集大成とも言える大書『スーパーカー誕生』を上梓。また、2008年からは週刊のメールマガジン『モータージャーナル 沢村慎太朗FMO』の有料配布を始めて現在も継続中。8年余りに渡ってそこで執筆された膨大な原稿の中から修撰されたものが『午前零時の自動車評論』と題した書籍として文踊社から刊行されている。この書籍シリーズも15巻目を数える。一方で、超高性能車の対極にある実用車や商用車への造詣も深く、技術系自動車雑誌モーターファン・イラストレイテッドに連載された軽トラック開発者への取材は『軽トラの本』(三栄書房)としてまとめられた。