今週の講師は、追手門学院大学
地域創造学部教授 橋本裕之さん。
演劇と民俗学を専門とする橋本さんは、東日本大震災以降、
被災した民俗芸能の支援に取り組んでいます。
岩手県文化財保護審議会委員も務め、
岩手県の民俗芸能に精通。自身も岩手県の鵜鳥神楽の神楽衆として、
地域の芸能に実際に参加する活動も続けています。
東北沿岸部に根付く、いわゆる「獅子舞」のような郷土芸能は、
2011年の震災以降、地域の人々によって再評価されたと言います。
その一方、存続そのものが危ぶまれる芸能も少なくありません。
今週はこうした地域の民俗芸能が、そこに生きる人々に「与える力」と可能性について考えます。
未来授業1時間目。まずは全国的にも、民俗芸能の宝庫と言われる
東北の現状から。テーマは『東北の郷土芸能の“いま”』
◆橋本裕之(ハシモト・ヒロユキ) / 追手門学院大学 地域創造学部教授
専門は演劇学・民俗学。「見る/見られる」関係、およびその社会的かつ政治的な
意味について、国内外における儀礼・演劇・博物館などをとりあげながら調査研究している。