今週の講師は、群馬大学大学院教授の片田敏孝さん。
『生き抜くための防災教育』をテーマにお送りしています。
震災以降、日本人の防災意識はたかまり、
メディアでも折にふれて、災害に備える方法を伝えるようになりました。
しかし、いざというとき頼りになるのは、知識だけではありません。
せっかくの防災の知識を有効にするため、
片田さんが手掛ける防災教育ではリアリティも重視されます。
普段から命のあり方を想像する具体的方法とは、
どんなものなのでしょうか?
未来授業2時間目、テーマは『“姿勢の防災”とは』
◆片田敏孝(カタダ・トシタカ)
昭和35年岐阜県生まれ。群馬大学大学院工学研究科教授、広域首都圏防災研究センター長。
専門は災害社会工学。災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、
避難誘導策のあり方等について研究するとともに、地域での防災活動を全国各地で展開している。
特に、釜石市においては、平成16年から児童・生徒を中心とした津波防災教育に取り組んでおり、
地域の災害文化としての災いをやり過ごす知恵や災害に立ち向かう主体的姿勢の定着を図ってきた。
著書に『人が死なない防災』。