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佐藤敏郎 第4回 未来授業 Vol.973
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今週の講師は、宮城県石巻市出身、「小さな命の意味を考える会」の代表、佐藤敏郎さんです。

東日本大震災で被災し、石巻の大川小学校に通っていた次女のみずほさんを津波で亡くした佐藤さん。昨年、28年の及ぶ教員生活に区切りをつけて教職を離れ、現在は遺族らとともに「小さな命の意味を考える会」を立ち上げて全国の防災イベントで講演やワークショップを行っています。

そのうちの一つが、NPO法人キッズナウジャパン主催のワークショップ。
東日本大震災を経験した現役高校生3人が、同世代の若者に、自らの言葉で震災を語る取り組みです。

未来授業4時間目。テーマは、『311を学びに変える~あの日を語ろう、未来を語ろう』


高校生の語り部によるワークショップ、
『311を学びに変える~あの日を語ろう、未来を語ろう』は、
3月20日(日)にも開催が予定されています。会場は市ヶ谷JICA地球ひろば。
詳しくはNPO法人キッズナウジャパンのオフィシャルサイトでご確認ください。

また昨年8月に行われたワークショップの様子が今回一冊の本になりました。
タイトルは「16歳の語り部」。こちらはポプラ社から発売中です。

◆佐藤敏郎(サトウ・トシロウ)
宮城県石巻市出身。87年より中学校教諭として宮城県内の中学校に勤める。震災当時は女川第一中学校(現・女川中学校)に勤務。震災後5月には生徒たちそれぞれの想いを五七五に込める俳句づくりの授業を行い、2016年度の中学校1年の教科書に掲載されることに。震災後は女川中学校、矢本第二中学校で防災を担当。宮城県の防災教育副読本の福委員も務めた。15年3月に教職を退く。震災では当時女川小学校6年の次女が犠牲に。現在は遺族らと「小さな命の意味を考える会」を立ち上げ、全国の防災イベントで公演などを行う。NPO法人キッズ ナウ ジャパン事務局長、NPO法人カタリバ アドバイザー、スマートサバイバープロジェクト講師、文科省委員事業「いのちを語り継ぐ会」講師。