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岡山県・さくらん餅くん(16歳)
僕には2歳年の離れた兄がいます。
兄とは仲が良くも悪くもなく、とても微妙な関係です。
普段はあまり会話もしないし、かといってケンカもしません。
先日、兄の大学受験の合格発表がありました。
兄は希望通り、県外の大学に合格することができました。県外なのでこれからは今の家を離れて一人暮らしを始めます。
あと数週間しか一緒に過ごせないのに、僕は「おめでとう」を言うことができませんでした。
あまり話していない兄に「おめでとう」ということに、恥ずかしさや寂しさがあったからです。
1週間ほど過ぎた時、急に兄から「遊びに行こう」と言われました。
普段はそんなことを絶対言わない兄からの意外な言葉に驚きました。でも、少し嬉しさもありました。
兄とカラオケに行き、兄が福山さんの『東京にもあったんだ』を歌ってくれました。
その時、兄も福山さんの歌が好きだと初めて知りました。
歌の中の「青春のゴール」という歌詞が耳に残りました。
兄にとっての「地元での青春」はもう終わりなんだな、と思うと、このまま「おめでとう」を言えないのはありえないと思いました。
しかし恥ずかしくてどうしても言うことができず・・・。
僕は代わりに福山さんの『milk tea』を歌いました。
そこから僕たちは、ずっと福山さんの曲を歌いました。”福山さんが好きだ”という共通項が、僕たちをつないでくれました。言葉にできないことを歌で歌うことで
兄弟の思い出ができました。
福山さんありがとうございました。
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