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千葉県・かなえちゃん(42歳会社員)
私は孫5人の中で、末孫、
誰よりもおじいちゃんっ子でした。
一緒に暮らしていたこともあって
本当に甘えん坊でした。
幼稚園まではおじいちゃんと
お風呂にも入っていて
おじいちゃんの
のびのびになる皮を
引っ張って遊ぶのが楽しくて、
手の甲や、おっぱいなど
引っ張って遊んでいました。
ですが、お年頃になった
小学校1年の時のことです。
同じクラスになった女の子の
「まだおじいちゃんとお風呂に入ってるの?」
という一言に、とても影響されて
「もうおじいちゃんとお風呂に入りたくない」
って思うようになりました。
それを母に伝えたところ、
「じゃあおじいちゃんに言っておいて」
私は祖父の所に行き伝えました。
「もう、おじいちゃんとお風呂に入らない」
「なんで?」
「だっておじいちゃん、汚いもん」
思ってもない事でしたが、口から出た言葉。
その一言に 苦笑いのおじいちゃん。
そして、間髪入れずに
「なんてこと言うの!」と
母の平手打ちが私の頬に飛びました。
「謝りなさい!」と厳しく叱る母、
私は自分の言った言葉にも驚いて
「ごめんなさい」が言えずにただ泣きました。
私が30歳を超えた頃、
おじいちゃんは要介護となり
私も入浴の手伝いなどをしましたが、
その際 祖父からは
「昔、かなちゃんをよくお風呂入れたな。
逆になったな」
とぽつりと言われ、
覚えていてくれたことに、じーんときました。
私にはただの日常でしたが、
祖父にはかけがえのない思い出だったのかもしれません。
おじいちゃん、あの時は汚いなんて
思ってもないこと言ってごめんなさい。
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