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勇吾くん(42歳会社員)
僕は高校時代のことで、「母ちゃん、ごめんね」と言いたいです。
僕の通った高校は県内でも結構な進学校でした。
そこで僕は成績が下位。
中学までは上位だったのに、って焦ったことが、高校一年の頃の記憶として今もはっきり覚えています。
高校一年の二学期のことです。
定期テストの時、僕は極度の不安から
隣の席の子の答案用紙を覗き込んでしまったことがありました。
カンニングです。
即座に監督の先生に呼ばれて、教室から退場を命じられ職員室行き。
放課後、母が呼ばれました。
その時、先生から事情を聞かされた母が
僕に「ゆうごう、本当にあなたカンニングしたの?」と聞いて来ました。
僕は思わず、「してない」って言いました。
そしたら「先生、してないって言ってます。」と僕を庇ってくれました。
そこから先生たち6〜7人を相手に、
一人で何時間も戦ってくれました。
必死に戦ってくれてる母を見ながら、
「本当は見た。」と言えませんでした。
そして最終的に証拠不十分となり、お咎めなしとなりました。
その帰り、だまって母の後ろを歩いていると、
母が突然
「ああ、しゃべりすぎてお腹すいちゃった。
ステーキ食べに行こうか。」
と言い、二人でステーキチェーンで食べて帰りました。
食べながら申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
今もそのステーキチェーンの前を通るたびに思い出します。
ごめんね、母ちゃん。
あの時、嘘ついたのに庇ってくれて本当にありがとう。
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