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神奈川県・さやこちゃん(36歳会社員)
私が恋バカな恋愛をしたのは25歳くらい。
世田谷線沿線に住んでいた頃、
一人で通っていた三茶(三軒茶屋)のバーのマスターです。
20歳以上も上でした。
バーっていっても堅苦しい感じではなくて、
マスターも普段着でカウンターの居酒屋と
バーの間ぐらいの雰囲気のところです。
私が一人の時とかは、
マスターはカウンターにも立たずに角に座って、
「お酒は仕事中は飲まないよ、みんなそうでしょ。」
と言い、時々タバコを吹かしながら
話を聞いてくれるのがオトナな感じで、好きでした。
そんなマスターに会社の愚痴や
当時付き合っていた彼の愚痴とかを話しているうちに、
通って半年ぐらいで好きになったんです。
週に3回以上行くようになってました。
あの頃は彼がマスターとは対照的に、
俺話ばっかりする若い彼だったので
余計にマスターのことを好きになったんですよね。
私のあの頃の口癖は
「マスターが彼氏だったらよかったのな。」
「マスターが付き合ってくれたら、すぐに別れるのになあ」
「マスターが独身なの信じらんない!」
と完全にアピール。
マスターはタバコを吹かしながら、黙っていつも聞いていました。
でもある時に、
「おっさんにも恋愛感情があるんだから、
あんまりからかうなよ。」
って言われました。
その時、チャンスだと思って
「からかってない、本当に好き。」
って言い返したのがバカでした。
そしたら
「じゃあ、付き合ってみるか」
、、始まっちゃったんです。
舞い上がっちゃった私は
その週のうちに、
自分の話ばかりするところが嫌いと難癖をつけて彼氏と別れて、
合鍵を奪い返し、バーに行ってマスターに鍵を見せました。
マスターはニコニコして
「じゃあ付き合おうか」とこれでハッピーエンドと思いきや、そうじゃなかったんです。
マスターは付き合ってみたら全然カッコよくなくて、
プライベートじゃお酒を飲んだらすぐに大きな声になるし、
同じ話を何回も何回も何回もするし、
いまは独身だけど元妻も二人いました。
どっちも浮気で破局でした。。。
飲んで話を聞いてみたら、私の太刀打ちできる範囲の事じゃないことばかり。
そして
「俺、お店ではなぜ黙ってるのか」
という俺系哲学みたいな話も止まらない、
ただのただのただのおじさんでした。
部屋も汚くてタオルは変えないし、
何より体の相性も2回目ぐらいでこれは無理だって
言って目が覚めちゃったんです。
私は一ヶ月と持たずに別れを切り出して、
バーに行くのもやめました。
そして私は別れた彼のところに鍵を持って行き、
「1人もやっぱり寂しかったです。やり直してください。」
と謝りに行きました。
彼は部屋に入れてくれて、そういうことをしましたが、
その後で
「いきなり振られて、いきなりよりを戻そうって言われても普通信用できない」
彼も行きつけのお店も全部失いました。
三茶にいるのが辛すぎて、彼がいくらか出してくれていた家賃も
一人で全部はきつくなって、
すぐに家賃の安い埼玉に引っ越しました。
蕨市っていう小さな町にひっそりと3年以上住んでいました。
今は神奈川に住んでるんですが三茶を地下鉄で通過するたびに、
時々この痛い痛い、恋バカの記憶がフラッシュバックします。
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