“47歳最後”を強調した今回の『福のラジオ』でしたが、
福山さんいわく、もうこの年だと「何歳でも変わらないです」と。
毎年、誕生日を迎えるごとに複雑な気分になるという方、多いかと思いますが、いつかそんな境地に達することはあるのでしょうか？
さて今週は、そんな人生を考えさせられるメールをご紹介！

【ふつおた】
東京都 会社員 すみれちゃん（３２）
突然ですが、この前の福山さんの発言に深く感銘を受けました。
「趣味なんかなくたっていいんだよ。恋愛もしなくていい。お金が大事なんだよ。お金があればいいんだ！」
と言う言葉です。
（福：　そういう言い方したっけ俺？笑）

確かにその通りだと深く頷いてしまいました。
私はもともと無趣味で、大体付き合った人の趣味に付き合うのがパターンです。ですが、３年前に当時付き合っていた彼と別れて以来ずっと１人なのですが、なんの不自由も感じてませんし、むしろ快適です。
そして趣味がないから、この３年間でどんどんお金が貯まっていきました。
昔は給料日が近くなると何度もお金を計算していたのに、今では給料日を忘れている時さえあるくらいです。
そうです、
私には、余裕が生まれたのです!
これまで周りの人から
「趣味持って、楽しむ時間持った方がいいよ。」
とか、
「すみれ、とりあえずやってみたらハマるよ？」
とか、何回も何回も言われて、いろんな趣味を勧められたりしましたが、そういう人に限って周りに合わせすぎていて、お金ばっかり使っていて、真の自分の時間を持っていないんじゃないかと私は思うようになりました。
そんな中、福のラジオで“趣味なんか作らない。私は一生無趣味でもいい！”と確信しました。
お金のかからない趣味はいくらでもあります。私は趣味は見つけても、お金のかからない趣味を見つけたいと思います。
福山さん、この度は本当にありがとうございました。

すみれ・・・一言言ってもいい？
それでいいのだ。
ぜんっぜんいらないから、趣味とか。
で、恋愛もいらないから。ほんとに。
前から言ってますし、今日改めて言いますけど、
恋をすると綺麗になるっていうのは、あまりにも短絡的な言葉だなあ、と。
そういう人もいます、もちろん。
いないとは言わない。
だけど、恋してなくたって綺麗な人はいます。

あと、趣味があれば人生豊かになれるって言うのも違うと思う。
本当に心が豊かな人っていうのは、ただ空を見上げて、流れる雲を追いかけるだけで、感動できる人のことですよ。
僕はそういう天才を知っています。
写真家の植田正治先生。
鳥取県の米子、境港界隈、あの辺りに住んでいらっしゃったんだけど、毎朝散歩に出かけて、なんか拾って帰ってくる。落ち葉とか枝とか拾って帰ってくる。それをテーブルの上に乗せて、写真を撮る。
そこらへんに埃が落ちてても、「この埃、なんか面白い形してるな」パシャ・・・みたいな感じですよ。
先生はそれが趣味であり、人生であったのかもしれないけど、“何かやんなきゃ！”とかそういうことじゃないよね。
必然的に体が動いたこと、動かざるを得ないくらい興味を持ったことが趣味になる
別にそれが趣味にならなかったとしても、毎日空を見上げるだけで感動できる人って世の中いるわけですよ。
だからね、ぼくはそういう風になれたらいいなあと思うんだけど、なれないんだなあこれが。凡人だから。笑

さて次回は48歳最初となる（シツコイですね）、福のラジオ。
新たな1年も、土曜の午後に楽しい時間をお届けすべく、お送りします。どうぞよろしくお願い申し上げます！