受験シーズンも終盤戦、卒業、そして入学や就職の時期がやってきます。
新生活を始めたときは、なかなか慣れなかったけど、
いつしか自分にとってそこが思い出深い場所になっている、
そんなこと、ありませんか？
今回は【コーポの女川柳】に寄せられた一句から、
福山さんが“東京にもあったんだ♪”と思ってしまったエピソードをご紹介します！

【コーポの女　川柳】
東京都　会社員　すずねちゃん（３２）
まずは一句ご紹介しましょう。
『離婚した　昔の街が　温かい』
・・・４年間の結婚生活を経て離婚、去年の１０月、結婚する前に９年間住んでいた梅ヶ丘に移りました。
結婚当時は江戸川区の西葛西に住んでいたんですが、３股もかけていた元旦那の顔なんか二度と見たくないから、（都心をはさんで）反対側に戻ってきたのです。
ほぼ５年ぶりの小田急線沿いに戻ってきたら、改装されすっかり様変わりした駅もあったりして最初は戸惑いましたが、昔通っていた　地元の飲み屋の方が変わらず優しく迎えてくれました。
「やあ〜！おかえり、すずね！！　帰ってきたなあ。やあ、よかったよかった。
　いいんだよ、帰ってきて。何も言わなくたっていいんだよ。
　すずねが帰ってきてくれた、それだけでいいんだ。」
といってくれたときは泣いてしまいました。
そして、またこの町でやり直そうって思いました。

私の地元は栃木なのですが、東京での私の地元は梅ヶ丘になった気持ちです。
ただ独身に舞い戻って、また１Kになったのは少しさみしいです。早く次の彼氏を作って広い部屋に引っ越したいです。
今度は新しい彼ができても、梅ヶ丘に住みます。

すずねちゃん、早く次の彼氏をつくって広い部屋に引っ越すんじゃなくて、自分で頑張って広い部屋に引っ越せばいいじゃない。まずは自分で頑張りましょうよ。
僕が東京で落ち着く場所？
そうですね、１８歳の頃アルバイトしてた材木屋さん。福生の方にあるんだけど、ロケかなんかのときにそこにフラッと寄ったんです。
親方さんが引退されてたり、いろいろ様変わりしてたのだけど、当時すごい怖かった大将が、
「ああ、よく来たね福山くん」って、事務所に通してくれたんです。
それでお茶を頂いていたら、そのすごくおっかない大将が
「福山くん、そこお前の席だよ。前からずっとそこ座ってたよね。」って、
もう２０年以上経ってるのに覚えててくれてて、
しかも、そこお前の席だよなって言ってくれたんですよ！
東京にも〜〜あったんだ〜〜♪
僕の頭の中は、そんな感じになっちゃって。
もう号泣しそうになったのをこらえて、でもグッときちゃって。
あれはきたなあ。泣けちゃったなあ。

　　　♪　　　♪　　　♪

そのあとお送りした【家族を語ろうよ】のコーナーでは、上京する息子を送るお母さんから、
胸がギュッと切なくなるメッセージ、ご紹介しました。
出会いの前には、どうしても別れという経験がセットになります。
そんな情景をはじめ、多くの人の心を打つ名曲がたくさんの昭和歌謡、
ただいま、福山さんに
【歌ってほしい昭和歌謡】リクエスト絶賛大募集中です！
アナタの経験や想いも交えて、番組サイトのメッセージコーナーからお寄せください！
生歌でリクエストにおこたえすることもあるかも！？　お待ちしています！