- 2013.03.24
桜についてのいろいろな疑問を桜の研究の第一人者にうかがいます。


今週は、「桜」がテーマです。
毎年、この時期だけ花を開き、私たちの心をちょっと優しくしてくれる桜の花。
なんで春になると必ず咲くのか。なんであんなにキレイなのか。
そもそもソメイヨシノって何なのか。色々と疑問は尽きません。
というわけで今日は、桜の研究の第一人者、森林総合研究所・多摩森林科学研究所の主任研究員・勝木 俊雄さんにお話を伺いました。

(*写真は、3月21日に国立劇場前で撮影。)
ソメイヨシノといえば、もう、日本人が思い浮かべる「桜」の代表ですが、そもそも、自然に生えていたものなのでしょうか・・・
勝木さんによると、ソメイヨシノは人が作り出した栽培品種とのこと。
江戸時代の終わりくらいから世の中に広まったそうです。
色々な種を育ててみて、その中でもキレイな品種を増やして・・・
と、なかなか手間のかかる作業のようです。
なぜソメイヨシノが世の中に広がったかと言うと、そもそも、その「華やかさ」によるそう。
今あるソメイヨシノは人が「接木」で増やしていったものなんだとのことです。
この美しい「ソメイヨシノ」が私たちの目を楽しませてくれているのは、
一生懸命増やしていった先人のおかげなんですね。
日本における、「種」としてのサクラは、10種類。この番組のキーワードでもある「潜在自然植生」としては、日本全国、北海道~沖縄(石垣)まで広く分布しているようです。詳しいお話は、ポッドキャストをお聴きください♪

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番組では、「あなたの身近の森」、「あなたの森の記憶」などメッセージをお待ちしています。