- 2013.03.17
林芳正農林水産大臣に日本の森の今後や、「国際森林デー」のこと
今週は、林芳正農林水産大臣のインタビューをお届けします。
森の生かし方を考え、大事に守る役割をつとめるキーパーソンということで、
木材の利用や植林活動に対する林野庁の取り組みなど、
日本の森の今後について色々とお話いただきました。
この番組で紹介してきた『森の長城プロジェクト』をはじめ、
いま、各地で植樹運動が盛り上がりを見せています。
震災以降、森が持つ様々なチカラを見直そうという機運が高まっているようです。
そんな中、実は世界的にもこういう流れがはじまっています。
その一つが、春分の日の翌日、 3月21日に制定された
『国際森林デー』です。
『国際森林デー』は、去年の12月に国連が、
「毎年3月21日を国際森林デーにしよう」ということで決定したものなのですが、
イベントは今年が初めてなのですが、
色んな企業、NPOと連携して催しを企画しているそう。
林大臣が注目しているイベントの一つが、
『緑の大使』だそう。
これは、葉っぱのフレディという童話が元になっている
ミュージカルで、その出演する子どもたちを緑の大使とするもの。
ずっと最後まで木に残る葉っぱ「フレディ」。
次々、周りの葉っぱが落ち葉となりいなくなる・・・のですが、
そんな中で最後まで残るフレディの話で、
最後は葉としての死を迎えるという話です。
この物語、一見可愛そうに思えるのですが、実はそうではなく、
葉は落ちて土に戻るという自然の循環を現していて、
実は悲しいことではない、という子どもへのメッセージがこめられているのです。
自然を大切に思う心、
循環していると言うことを教える非常に良い話なんですよ。
そして、この番組でも、木づかい…木を上手に利用することについて
様々な取り組みを紹介してきましたが、
いま日本の森林は、育て・守りながら、
今や、しっかり間伐をして、上手に「木を使う時期」に来ているようなんですね。
これについても林大臣にお話を伺いました。
「戦後、木をなるべく使わないようにしようという流れがありました。
公共の役所などはなるべく木を使わないようにやってきた時代があったのです。
長年、木を使わずに、どんどん植樹してきた日本人。
いま木が大きく育ち、これからは使える時期となるのです。
今は大きなチャンスで、供給の準備が出来たのでどんどん使っていくのが重要です。
林業には、「間引」きという言葉があるが、
この意味は、「この木を育てよう」と決めて、その周りの小さな木を外して
いくことで対象の木は根が張ることができるし光も差し込む。結果木がすくすく育つ。というもの。
これが「間伐」。
間伐をきちっとするのは手間もかかるが、森を育てそこに生物多様性が生まれ、豊かな森になる。
豊かな森は、人々に豊かな恵みを与えてくれるもの。
森に触れて頂ければ、その良さはすぐに分かると思います。」
つまり、健康な森を守るためにも、これからは「木を使う」ことが重要!なんですね。
林大臣、勉強になります!
そして今、「国産材」を使えば「ポイントがたまる」という
「木材利用ポイント」という制度を制定されているそう。
林野庁サイトにすでに情報が掲載されていますが。それによると・・・
・今年4月1日以降、一定の条件を満たして木造住宅を建てた方。
・同じように、一定の条件を満たして床や壁などを木材でリフォームした方。が、申請するとポイントが与えられるというもの。
このポイントは、全国や地域の商品券、農業・漁業・森林に関する体験旅行、
などに交換できる方針となっています。
詳しくは林野庁のウェブサイトで。
私たちがどんどん国産材を使うことで、日本の林業が活性化するといいですね!
林大臣、インタビューのために貴重なお時間を頂き、ありがとうございました!
番組ポットキャストもお聞きくださいね~~!
森の生かし方を考え、大事に守る役割をつとめるキーパーソンということで、
木材の利用や植林活動に対する林野庁の取り組みなど、
日本の森の今後について色々とお話いただきました。
この番組で紹介してきた『森の長城プロジェクト』をはじめ、
いま、各地で植樹運動が盛り上がりを見せています。
震災以降、森が持つ様々なチカラを見直そうという機運が高まっているようです。
そんな中、実は世界的にもこういう流れがはじまっています。
その一つが、春分の日の翌日、 3月21日に制定された
『国際森林デー』です。
『国際森林デー』は、去年の12月に国連が、
「毎年3月21日を国際森林デーにしよう」ということで決定したものなのですが、
イベントは今年が初めてなのですが、
色んな企業、NPOと連携して催しを企画しているそう。
林大臣が注目しているイベントの一つが、
『緑の大使』だそう。
これは、葉っぱのフレディという童話が元になっている
ミュージカルで、その出演する子どもたちを緑の大使とするもの。
ずっと最後まで木に残る葉っぱ「フレディ」。
次々、周りの葉っぱが落ち葉となりいなくなる・・・のですが、
そんな中で最後まで残るフレディの話で、
最後は葉としての死を迎えるという話です。
この物語、一見可愛そうに思えるのですが、実はそうではなく、
葉は落ちて土に戻るという自然の循環を現していて、
実は悲しいことではない、という子どもへのメッセージがこめられているのです。
自然を大切に思う心、
循環していると言うことを教える非常に良い話なんですよ。
そして、この番組でも、木づかい…木を上手に利用することについて
様々な取り組みを紹介してきましたが、
いま日本の森林は、育て・守りながら、
今や、しっかり間伐をして、上手に「木を使う時期」に来ているようなんですね。
これについても林大臣にお話を伺いました。
「戦後、木をなるべく使わないようにしようという流れがありました。
公共の役所などはなるべく木を使わないようにやってきた時代があったのです。
長年、木を使わずに、どんどん植樹してきた日本人。
いま木が大きく育ち、これからは使える時期となるのです。
今は大きなチャンスで、供給の準備が出来たのでどんどん使っていくのが重要です。
林業には、「間引」きという言葉があるが、
この意味は、「この木を育てよう」と決めて、その周りの小さな木を外して
いくことで対象の木は根が張ることができるし光も差し込む。結果木がすくすく育つ。というもの。
これが「間伐」。
間伐をきちっとするのは手間もかかるが、森を育てそこに生物多様性が生まれ、豊かな森になる。
豊かな森は、人々に豊かな恵みを与えてくれるもの。
森に触れて頂ければ、その良さはすぐに分かると思います。」
つまり、健康な森を守るためにも、これからは「木を使う」ことが重要!なんですね。
林大臣、勉強になります!
そして今、「国産材」を使えば「ポイントがたまる」という
「木材利用ポイント」という制度を制定されているそう。
林野庁サイトにすでに情報が掲載されていますが。それによると・・・
・今年4月1日以降、一定の条件を満たして木造住宅を建てた方。
・同じように、一定の条件を満たして床や壁などを木材でリフォームした方。が、申請するとポイントが与えられるというもの。
このポイントは、全国や地域の商品券、農業・漁業・森林に関する体験旅行、
などに交換できる方針となっています。
詳しくは林野庁のウェブサイトで。
私たちがどんどん国産材を使うことで、日本の林業が活性化するといいですね!
林大臣、インタビューのために貴重なお時間を頂き、ありがとうございました!
番組ポットキャストもお聞きくださいね~~!