「いのちの森 voice of forest」前半は、
「財団法人 瓦礫を活かす 森の長城プロジェクト」理事長で、元総理の
細川護煕さんと、このプロジェクトの副理事長で、国際生態学センター研究所長の
宮脇昭さんの対談。今日は「潜在自然植生について」お話いただきました。

「潜在自然植生」とは、宮脇さんが長年提唱しているキーワード。
その土地本来に生えている木々の種類のことです。
自社仏閣などの裏に生えている「鎮守の森」を想像していただきたいのですが、
シイ、タブ、カシ類などの常緑広葉樹が生い茂るあの「森」こそが
「潜在自然植生」なんです。

宮脇先生は、国内外で土地本来の潜在自然植生の木群を中心に、
その森を構成している多数の種類の樹種を混ぜて植樹する「混植・密植型植樹」を提唱し
活動しているのですが、それは、潜在自然植生が強いから!

そもそも、日本の常緑広葉樹を主とする照葉樹林帯では土地本来の森は
少ししか残っておらず、ほとんど人間の手が入っている森なんです。
(杉林などを想像してみてください)

同じ種類の木々が整列している森は、実は台風や地震などの自然災害に弱いそう。
実際に、東日本大震災の時に海岸に生えていた松林の多くは津波で流されてし
まったのですが、シイ、カシ、タブなどのその土地本来の木々は津波にも負けず
に残ったのです。
残った松の木を調べると、松の木の側には潜在自然植生の木々が植わっていたと
のこと。そこで、宮脇先生は潜在自然植生の木々を植えて、「防潮提」にしよう!
と活動をはじめたのでした。

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「いのちの森 voice of forest」後半は、
作家、環境保護活動家、探検家のC.W.ニコルさんにお話をお伺いしました。
「アファンの森」を作る活動を行っているC.W.ニコルさん。
その活動の原点は、「生態系としてのバランスを崩してしまった日本の森をなん
とかしたい。美しかった本来の日本の森に戻したい。」という気持ち。

詳しくは番組ポットキャストをお聴きください。

来週もC.W.ニコルさんにお話を伺いします。

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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