「いのちの森 voice of forest」2回目の放送は、
元首相で、「財団法人 瓦礫を活かす~森の長城プロジェクト」理事長細川護煕さんと、このプロジェクトの副理事長で、国際生態学センター研究所長の
宮脇昭さんの対談をご紹介します。

震災で発生した瓦礫の上に土のマウントを作り、
そこに土地本来の樹木を植え、防潮提を作るというプロジェクト。

防潮林としての役割について、コンクリートと樹木による防潮提と
どのような違いがあるのでしょうか。

「林は破砕効果があるんです」

というのは宮脇さん。
コンクリートの防潮提とは違い、大きな波を割り、小さな波になるので、
被害を抑える効果があるとのこと。
また、瓦礫をマウントに使用するのは、木の根が生長するときに必要とする
「酸素」を土の中で保ってくれたり、木の根が瓦礫をしっかりつかんで、いざと言う時にも木が倒れにくいという効果もあり、とてもメリットがあるということでした。

そして、瓦礫といえども、元はそこに住む人の家や生活用品だったりと
思い出の品。有効利用して欲しいと訴えていらっしゃいました。

ちなみに、横浜の山下公園は関東大震災で出た瓦礫を埋めて、その上に作った公園。
瓦礫を生かした公園や森作りは前例がないわけではないのです。
有害物質を取り除いた瓦礫を使って作る防潮提。
実現するといいですね。


写真は番組スタッフが撮影、近所のイチョウの木の写真です。

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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