- 2022.03.13
あの葉から、いい香が!?_西野文貴さん_4
高橋:宮城県東松島の森をめぐりながら、
東北沿岸部に根付く植物とはどんなものかを探る企画。
今回も、さらにマニアックな、ディープな世界をお届けします。
植物に異常な愛情を見せる東京農業大学・西野文貴さん、
私たちを東松島の道路から外れたところにある、うっそうとした茂みの奥へ
連れていき…ある植物を目の前に、おもむろに何かをバッグから取りだしました。
その何かとは・・・?

>>>>>>>>>>>>>>
<< 現地レポートの様子 >>
高橋:シロダモの葉っぱをこのまま入れるんです
西野:今日は植物の匂いをちょっと抽出してみたいな
と思うんですけど、これは結構冬にオススメで、
一番良いのはクスノキとか結構匂いの強いやつがいいんですが、
今日は同じクスノキ科のシロダモを用意していただいて、
葉っぱをちぎって、温かいお湯が入った水筒があるので
その中に入れていきます。
高橋:お茶みたいな感じですね。

(シロダモ)
西野:植物の匂いって芳香蒸留水と言って煮だして
匂いを取ったりする方法があったりするんですが、
その取り方が水蒸気蒸留やエタノール蒸留などに
いろんな取り方があるんです。
皆さんが巷でアロマセラピー的にやっているエッセンシャルオイルでも
蒸留した後に最後に残る油みたいなものがあるんですが、
今からやるのはそれを取るわけでは無いんですが
植物の匂いをただ葉っぱをちぎって嗅ぐだけではなくて、
もう少し鮮明に!
高橋:ちぎっていても、ちょっと良い匂いがしてきた!

(シロダモの葉っぱ)
西野:熱めのお湯を入れています。
それを振って、本来手軽に家でそういうのをやってみたいとなれば、
使っていないやかんとかを水に入れて、
水の時から葉っぱを入れて弱火で少しずつ温めると
ものすごく匂いが抽出いつもなら30分すると匂いがすごく出てきます。
今日はこの時点で開けて匂ってみましょう。
高橋:…すごい匂いがする!アロマ水じゃないですか。
こんなに良い香りが。おしゃれなカフェの匂い。意識高いカフェの匂い。こうやって葉っぱに近づけても何の匂いもしないですけど
西野:ここで不思議に思いませんか。
なぜ植物は匂いを出さなきゃいけないんですか?
高橋:フェロモン。ハーブのように昆虫をつけない?
西野:正解です。
もともと、当然いろんな説がありますが、
いろんなことがあるが、基本的には害虫に
自分の葉っぱが食べられないようにするためと言われています。
例えば桜も匂いを出します。
若い葉っぱが匂いを出したりするのが多いですよね。
何故かと言うと、もし自分が虫になったときに葉っぱ食べるとなったら
硬い葉っぱと柔らかい葉っぱはどちらがいいかというと
柔らかい葉っぱがいいですよね。
だから若くて柔らかい葉っぱの方が匂いをたくさん出すと言うのも
結構あったりしますが、絶対ではないです。
そういうことが言われていたりします。
高橋:こんなにいい匂いがするんですね
西野:僕らにとっては良いですが
虫たちにとってはこれは食えないなと諦めるんですね。
これも自然の奥ゆかしい生存戦略、
生きるためのそれぞれの知恵というのが
今日ちょっとでも垣間見えたらいいなと。
>>>>>>>>>>>>>>
高橋:お茶を炒れるように熱湯でシロダモの葉っぱのニオイを抽出する。
初めての経験でした。途中に茶番劇もありましたが、
植物が葉っぱの中に秘めている、生存のためのスゴイ能力を本当に垣間見た感じ。
そして西野さんの植物に対する異常な愛情の一端も垣間見られました。
>>>>>>>>>>>>>>
<< 現地レポートの様子 >>
西野:今日はちょっと、カメラとiPadを駆使して、
ちょうどシロダモが目の前にあるんですけど、
これは白だもの冬芽といってこれから葉っぱを出す前の準備段階、
小さな芽なんですよね

(シロダモの新芽)
高橋:つぼみに見えますね。
西野:大きさ的には小指よりちょっと長くて、
箸の先みたいな感じに見えると思うんですが、
葉っぱって自分がもし赤ちゃんだとしたらいきなりこんなに
雨風にさらされたら厳しいですよね。
なので実は葉っぱには芽鱗という葉っぱを守るための防御があって、
それを写真を撮ってiPadに移して拡大してみます
高橋:何かたけのこみたいな
西野:めちゃめちゃ毛が。
実はシロダモって僕はお気に入りの新芽や冬芽のランキング3に
入るくらいです。

(シロダモの新芽)
高橋:うん。いろいろ気になりますが、、、
西野:何がポイントって、いま画面にも出ている毛が
めちゃめちゃ多いので、この時点でちょっと触ると
今日はちょっと寒いからわかりにくいですが
ふかふかしているんです。
これをぜひ今年の春、シロダモの葉っぱが出てくるときに
このふかふかのまんま出てくるんですよ。
若いときの葉っぱが毛むくじゃらのままなんですね。
これが新芽のときの葉っぱは、何ヶ月かしかないので
ぜひもしシロダモに興味がある方は新芽を今年は見て触っていただいたら、
高級毛布みたいな
高橋:今もモフモフですがこのままくるんですね
西野:僕はシロダモの若い葉っぱの新芽で
布団を作りたいくらい。
高橋:注意して見てなかったから、そんな毛が生えているとは想像つかない
西野:今年は注目して、この1年楽しんでいただけたらと思います。
高橋:植樹で植えてますしね
西野:今年はちょっと植樹でもそういうのを
見ながら一緒にやっていくのもいいかもしれないですね
>>>>>>>>>>>>>>
【今週の番組内でのオンエア曲】
・瞳に映らない / indigo la End
・ハレルヤ / セカイイチとFoZZtone
東北沿岸部に根付く植物とはどんなものかを探る企画。
今回も、さらにマニアックな、ディープな世界をお届けします。
植物に異常な愛情を見せる東京農業大学・西野文貴さん、
私たちを東松島の道路から外れたところにある、うっそうとした茂みの奥へ
連れていき…ある植物を目の前に、おもむろに何かをバッグから取りだしました。
その何かとは・・・?

>>>>>>>>>>>>>>
<< 現地レポートの様子 >>
高橋:シロダモの葉っぱをこのまま入れるんです
西野:今日は植物の匂いをちょっと抽出してみたいな
と思うんですけど、これは結構冬にオススメで、
一番良いのはクスノキとか結構匂いの強いやつがいいんですが、
今日は同じクスノキ科のシロダモを用意していただいて、
葉っぱをちぎって、温かいお湯が入った水筒があるので
その中に入れていきます。
高橋:お茶みたいな感じですね。

(シロダモ)
西野:植物の匂いって芳香蒸留水と言って煮だして
匂いを取ったりする方法があったりするんですが、
その取り方が水蒸気蒸留やエタノール蒸留などに
いろんな取り方があるんです。
皆さんが巷でアロマセラピー的にやっているエッセンシャルオイルでも
蒸留した後に最後に残る油みたいなものがあるんですが、
今からやるのはそれを取るわけでは無いんですが
植物の匂いをただ葉っぱをちぎって嗅ぐだけではなくて、
もう少し鮮明に!
高橋:ちぎっていても、ちょっと良い匂いがしてきた!

(シロダモの葉っぱ)
西野:熱めのお湯を入れています。
それを振って、本来手軽に家でそういうのをやってみたいとなれば、
使っていないやかんとかを水に入れて、
水の時から葉っぱを入れて弱火で少しずつ温めると
ものすごく匂いが抽出いつもなら30分すると匂いがすごく出てきます。
今日はこの時点で開けて匂ってみましょう。
高橋:…すごい匂いがする!アロマ水じゃないですか。
こんなに良い香りが。おしゃれなカフェの匂い。意識高いカフェの匂い。こうやって葉っぱに近づけても何の匂いもしないですけど
西野:ここで不思議に思いませんか。
なぜ植物は匂いを出さなきゃいけないんですか?
高橋:フェロモン。ハーブのように昆虫をつけない?
西野:正解です。
もともと、当然いろんな説がありますが、
いろんなことがあるが、基本的には害虫に
自分の葉っぱが食べられないようにするためと言われています。
例えば桜も匂いを出します。
若い葉っぱが匂いを出したりするのが多いですよね。
何故かと言うと、もし自分が虫になったときに葉っぱ食べるとなったら
硬い葉っぱと柔らかい葉っぱはどちらがいいかというと
柔らかい葉っぱがいいですよね。
だから若くて柔らかい葉っぱの方が匂いをたくさん出すと言うのも
結構あったりしますが、絶対ではないです。
そういうことが言われていたりします。
高橋:こんなにいい匂いがするんですね
西野:僕らにとっては良いですが
虫たちにとってはこれは食えないなと諦めるんですね。
これも自然の奥ゆかしい生存戦略、
生きるためのそれぞれの知恵というのが
今日ちょっとでも垣間見えたらいいなと。
>>>>>>>>>>>>>>
高橋:お茶を炒れるように熱湯でシロダモの葉っぱのニオイを抽出する。
初めての経験でした。途中に茶番劇もありましたが、
植物が葉っぱの中に秘めている、生存のためのスゴイ能力を本当に垣間見た感じ。
そして西野さんの植物に対する異常な愛情の一端も垣間見られました。
>>>>>>>>>>>>>>
<< 現地レポートの様子 >>
西野:今日はちょっと、カメラとiPadを駆使して、
ちょうどシロダモが目の前にあるんですけど、
これは白だもの冬芽といってこれから葉っぱを出す前の準備段階、
小さな芽なんですよね

(シロダモの新芽)
高橋:つぼみに見えますね。
西野:大きさ的には小指よりちょっと長くて、
箸の先みたいな感じに見えると思うんですが、
葉っぱって自分がもし赤ちゃんだとしたらいきなりこんなに
雨風にさらされたら厳しいですよね。
なので実は葉っぱには芽鱗という葉っぱを守るための防御があって、
それを写真を撮ってiPadに移して拡大してみます
高橋:何かたけのこみたいな
西野:めちゃめちゃ毛が。
実はシロダモって僕はお気に入りの新芽や冬芽のランキング3に
入るくらいです。

(シロダモの新芽)
高橋:うん。いろいろ気になりますが、、、
西野:何がポイントって、いま画面にも出ている毛が
めちゃめちゃ多いので、この時点でちょっと触ると
今日はちょっと寒いからわかりにくいですが
ふかふかしているんです。
これをぜひ今年の春、シロダモの葉っぱが出てくるときに
このふかふかのまんま出てくるんですよ。
若いときの葉っぱが毛むくじゃらのままなんですね。
これが新芽のときの葉っぱは、何ヶ月かしかないので
ぜひもしシロダモに興味がある方は新芽を今年は見て触っていただいたら、
高級毛布みたいな
高橋:今もモフモフですがこのままくるんですね
西野:僕はシロダモの若い葉っぱの新芽で
布団を作りたいくらい。
高橋:注意して見てなかったから、そんな毛が生えているとは想像つかない
西野:今年は注目して、この1年楽しんでいただけたらと思います。
高橋:植樹で植えてますしね
西野:今年はちょっと植樹でもそういうのを
見ながら一緒にやっていくのもいいかもしれないですね
>>>>>>>>>>>>>>
【今週の番組内でのオンエア曲】
・瞳に映らない / indigo la End
・ハレルヤ / セカイイチとFoZZtone