- 2021.01.17
阿蘇の大自然をめぐるレポート4
熊本県、阿蘇ジオパークからのリポートお届けしてきましたが今週でラストとなります。前回は、阿蘇の象徴のひとつ、カルデラに広がる大草原は、人々がこの環境から恵みを得るために作り上げた人工の草原だということをお伝えしました。
そしてこの草原は、阿蘇の人々の生活を支え、さらに観光で訪れる私たちの“楽しみ”も育て続けているんです。
阿蘇ジオパークガイド、山崎真流子さんに伺いました。

このあたりは草原をそれぞれ区切って、牧野。無農薬の生えてきた草を食べて、湧き水を飲んでのんびりストレスなく、赤牛と馬が過ごしています。昔から阿蘇では牧畜、家事に牛の助けを借りて暮らしていました。最初は暮らしを助ける牛でしたが、体が小さく育ちが遅かったので、スイスから体の大きなあか牛を連れてきて、交配していまのあか牛のもとになるものに作り変えたんです。肉のミネラル分が多く、さしがさっぱりしています。健康的に育った牛は美味しく、人間の体にももちろん良いんです。赤牛は阿蘇の地域に欠かせないし、ダイエット意識の高い女子のみなさんにめしあがっていただくにもふさわしいお肉なんです。
~あか牛はずっと食べられるくらいさっぱり美味しいですもんね。
本当にいくら食べても脂が胃にもたれないし、噛みしめるほど肉の味がいつまでも口に広がり続けて、お腹に落ちてもずっと噛んでいるような気がするんです。

阿蘇の地域は古くから稲作も行われていたので、農作業のための牛は欠かせませんでした。その牛を育てるためには、草原が必要だったわけです。また、平安時代には、阿蘇は優れた馬の産地として全国的にも有名だったそう。草原が、阿蘇を豊かにしてきたわけですね。でも、当時と今では事情も変わりました。いまはこの草原をいかに維持するか、守っていくかが課題だといいます。
草原から受ける恵みがすごく大きかったので、牧野の縄張り争いが起きたので、それじゃいかんぞと、広さを決めて区切る柵をつくりました。遠くから見るとただの段差に見えるますが、そばにいくと高さ2m幅2mというとんでもない大きさの柵。まわりの土をほって土を重ねて作るんです。重労働ですね。100人がかりで1日やってもできる木柵は2mくらい。昔は道具も少なかったし。そうやって苦労してエリア分けして今は管理しています。昔は牧野から受ける恵みが欲しくて争っていましたが、いまは管理が大変で、誰が管理するのかを押し付けあっているかも知れないですね笑。
野焼きボランティアに登録するには研修を受けないといけないんです。12月から2月にかけて年間4回くらいやっていますが、それをやったあと、すぐ野焼きができるわけではなく、3月まで待ちます。東京から何度も何度も来るのは支援がしにくいとおもいますので、もし草原を守ることに興味のある方は阿蘇市のふるさと納税をお使いいただきたいと思います。阿蘇市のふるさと納税は草原を守る基金になります。どこかのお肉やホタテやカニのような立派な返礼品ではありませんが、阿蘇市にふるさと納税をすると阿蘇の草原が守れます。
~こんな広い草原を自由に色んな人が歩けるのはすごいですよね。
いまからの時期、草原はすすきが咲いてだんだん真っ白になっていきます。冬になるとこのあたりは寒いので、空気中の水分が木の枝や葉っぱについて凍るんです。そうすると童話の世界に迷い込んだようなすごいファンタジックな景観になってきれいなんです。阿蘇は秋冬が本場。避暑地として有名だからみnな夏に来ますが、秋冬のきれいさを見てほしいんです。時間帯は早朝や夜を楽しんでほしい。夜明けの朝日が谷に入ってきて、一気に目覚めていく様子、山に登るとすごくきれいです。それに雲海があると超絶ラッキー。すごくきれいです。また、夜もお泊まりいただいて、お宿の温泉を楽しんで星を見上げてほしい。また空気がピリッと済んでいて痛いような寒さがたまらないんです。
~それも楽しみつつ、たくさんの人にきてもらって草原を守ってもらうのがベストですね。
なかに住んでいる人だけで守ろうとうするのも限界があるので、色んな人に関わってほしいですね。ぜひみんなで楽しんで、愛して守って欲しいです。阿蘇にぜひ訪れて、いろんなところをみてもらって、知らないうちに草原に貢献してほしいですね。すてきな景色を独り占めしやすい良い時期です。この景色を独り占めできる時期なんておそらくそうそうない。いまだから見られる阿蘇、大雨が降って崩れながら、噴火によって形が変わっていく阿蘇も今しか見られない。いつだって今しかないんです。

今日のお話、いかがだったでしょうか。ポッドキャストでも詳しくご紹介しています。こちらもぜひお聞きください。
【番組内でのオンエア曲】
・Buzzcut Season / Lorde
・Rocky Mountain High / John Denver
そしてこの草原は、阿蘇の人々の生活を支え、さらに観光で訪れる私たちの“楽しみ”も育て続けているんです。
阿蘇ジオパークガイド、山崎真流子さんに伺いました。

このあたりは草原をそれぞれ区切って、牧野。無農薬の生えてきた草を食べて、湧き水を飲んでのんびりストレスなく、赤牛と馬が過ごしています。昔から阿蘇では牧畜、家事に牛の助けを借りて暮らしていました。最初は暮らしを助ける牛でしたが、体が小さく育ちが遅かったので、スイスから体の大きなあか牛を連れてきて、交配していまのあか牛のもとになるものに作り変えたんです。肉のミネラル分が多く、さしがさっぱりしています。健康的に育った牛は美味しく、人間の体にももちろん良いんです。赤牛は阿蘇の地域に欠かせないし、ダイエット意識の高い女子のみなさんにめしあがっていただくにもふさわしいお肉なんです。
~あか牛はずっと食べられるくらいさっぱり美味しいですもんね。
本当にいくら食べても脂が胃にもたれないし、噛みしめるほど肉の味がいつまでも口に広がり続けて、お腹に落ちてもずっと噛んでいるような気がするんです。

阿蘇の地域は古くから稲作も行われていたので、農作業のための牛は欠かせませんでした。その牛を育てるためには、草原が必要だったわけです。また、平安時代には、阿蘇は優れた馬の産地として全国的にも有名だったそう。草原が、阿蘇を豊かにしてきたわけですね。でも、当時と今では事情も変わりました。いまはこの草原をいかに維持するか、守っていくかが課題だといいます。
草原から受ける恵みがすごく大きかったので、牧野の縄張り争いが起きたので、それじゃいかんぞと、広さを決めて区切る柵をつくりました。遠くから見るとただの段差に見えるますが、そばにいくと高さ2m幅2mというとんでもない大きさの柵。まわりの土をほって土を重ねて作るんです。重労働ですね。100人がかりで1日やってもできる木柵は2mくらい。昔は道具も少なかったし。そうやって苦労してエリア分けして今は管理しています。昔は牧野から受ける恵みが欲しくて争っていましたが、いまは管理が大変で、誰が管理するのかを押し付けあっているかも知れないですね笑。
野焼きボランティアに登録するには研修を受けないといけないんです。12月から2月にかけて年間4回くらいやっていますが、それをやったあと、すぐ野焼きができるわけではなく、3月まで待ちます。東京から何度も何度も来るのは支援がしにくいとおもいますので、もし草原を守ることに興味のある方は阿蘇市のふるさと納税をお使いいただきたいと思います。阿蘇市のふるさと納税は草原を守る基金になります。どこかのお肉やホタテやカニのような立派な返礼品ではありませんが、阿蘇市にふるさと納税をすると阿蘇の草原が守れます。
~こんな広い草原を自由に色んな人が歩けるのはすごいですよね。
いまからの時期、草原はすすきが咲いてだんだん真っ白になっていきます。冬になるとこのあたりは寒いので、空気中の水分が木の枝や葉っぱについて凍るんです。そうすると童話の世界に迷い込んだようなすごいファンタジックな景観になってきれいなんです。阿蘇は秋冬が本場。避暑地として有名だからみnな夏に来ますが、秋冬のきれいさを見てほしいんです。時間帯は早朝や夜を楽しんでほしい。夜明けの朝日が谷に入ってきて、一気に目覚めていく様子、山に登るとすごくきれいです。それに雲海があると超絶ラッキー。すごくきれいです。また、夜もお泊まりいただいて、お宿の温泉を楽しんで星を見上げてほしい。また空気がピリッと済んでいて痛いような寒さがたまらないんです。
~それも楽しみつつ、たくさんの人にきてもらって草原を守ってもらうのがベストですね。
なかに住んでいる人だけで守ろうとうするのも限界があるので、色んな人に関わってほしいですね。ぜひみんなで楽しんで、愛して守って欲しいです。阿蘇にぜひ訪れて、いろんなところをみてもらって、知らないうちに草原に貢献してほしいですね。すてきな景色を独り占めしやすい良い時期です。この景色を独り占めできる時期なんておそらくそうそうない。いまだから見られる阿蘇、大雨が降って崩れながら、噴火によって形が変わっていく阿蘇も今しか見られない。いつだって今しかないんです。

今日のお話、いかがだったでしょうか。ポッドキャストでも詳しくご紹介しています。こちらもぜひお聞きください。
【番組内でのオンエア曲】
・Buzzcut Season / Lorde
・Rocky Mountain High / John Denver