今週からは瀬戸内海の島からのレポートをお届けします。
場所は、瀬戸内海に浮かぶ島。香川県・小豆島。
国産オリーブオイルの産地として知られるこの島には、自然を相手に、大変面白いやり方で、オリーブ作りをされている方がいるんです!
今回番組が取材したのは、小豆島でオリーブ作りを営む山田典章さんの農園です。
元々会社員だった山田さんは、奥様の故郷、小豆島で地元産のオリーブに出会い、40代で小豆島に移住。2010年から、オリーブ農園を営んでいます。


◆山田典章さんのオリーブ農園
これは柑橘でベルガモットの味ですね。これを丸ごとそのままオリーブの実と一緒に絞って、ベルガモットの香りのするオリーブオイルを作っています。紅茶のアールグレイはベルガモットの香り入れてます。こういう柑橘の香りが良いものを一緒にやることによって、普通のオリーブオイルとはちょっと違った香りで楽しめるようになります。
ここには150本くらいのオリーブがありますが、これが6か所で600本ですね。オリーブの実はだんだん熟するうちに緑⇒黄⇒朱⇒紫⇒黒と紅葉していくみたいに色が変わるんです。実の熟している時期によって違います。

味の違いは、緑が香は強くて辛み、しぶみが強い。黒くなると辛みが減って、脂分が多くなるのでコクが出てきます。ここの畑には4種類あって、これはミッション。小豆島で一番多く育てられている樹です。とても香りが強くて、爽やかな香りと辛みがピリッとしています。

緑の実は生では食べません。味の確認用ではやるけど、とても苦いので普通は食べません。鳥も熟して真っ黒になるまで食べません。ポリフェノールが身体にいいんですけど、そもそもは虫とか鳥に食べられないために蓄えたものです。まずくて当たり前なんですね。
熟して黒くなるって、あとは芽が出るために下に落ちる段階になれば美味しい実になります。鳥に食べられてどこかに運ばれて芽が出るんですね。


そして、山田さんの農園は、ほかとは大きく違うことがあります。
それが、国内で初めて、オリーブの有機栽培に成功、現在もそれを継続しているということなんです!

◆オリーブアナアキゾウムシ
オリーブの有機栽培は、何人かの先輩たちがやろうと挑戦していました。しかし何年かたつと、オリーブアナアキゾウムシが発生して、木が枯れて諦めざるを得ないというのがずっと続いていたんです。でも問題がその虫だけのことであれば何とかすればできるんだったら、いけるかもと思ったんです。
オリーブアナアキゾウムシは、元々小豆島にいたようですが、100年ちょっと前にオリーブが来たときに、オリーブがどんどん枯れていくので、原因を探ったらその虫が枯らしていたということで「オリーブアナアキゾウムシ」の名前がついたんです。もともとキンモクセイやライラックなどの木にひっそりと暮らしていたんだと思います。それが海外からオリーブたくさんやってきて、それに気づいた虫たちが自分たちにぴったりだと気づき、ひっそり山で暮らしていたのが畑にどんどんやってきたようです。
オリーブアナアキゾウムシはメスが根っこに卵を産み、幼虫が幹の周りをぐるっと食べてしまうんです。そうするとその木は養分を吸えなくなって枯れてしまう。幼虫が食べることで枯れます。

これがオリーブアナアキゾウムシです。今の時期は冬眠している時期なのですが、明るいところに出てきたのでびっくりしているんですね。動きは寝起きなのでこんな感じですが、本当はもっと早く動きます。


山田さんのお話いかがだったでしょうか。来週はオリーブアナアキゾウムシについてもっと詳しくうかがっていきます。

山田オリーブ園のサイト→http://www.organic-olive.com/

【今週の番組内でのオンエア曲】
・UP ALL NIGHT x DAOKO / BECK
・灯り / ストレイテナー & 秦 基博

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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