- 2017.06.04
里山ガーデンでアウトドア体験
今日は横浜で非日常を体験できるイベントのレポートです。

場所は、横浜ズーラシアのお隣にある「里山ガーデン」。こちらで、6月4日まで行われているのが、いま流行のグランピングはじめ、アウトドア体験が楽しめるイベント「第33回全国都市緑化よこはまフェア 」です。
そのメイン会場が、横浜ズーラシアに隣接する里山ガーデンという大きな森なんです。そしてこの里山ガーデンに、期間限定でオープンしているのがグランピングサイトです。


ということで、グランピングサイトのプロデューサー 寒川一さんの案内していただきました。

◆グランピングとは
グランピングという名前は、造語なんですね。グラマラスキャンピングという、贅沢なキャンプ、非日常っていうふうに解釈しています。で、その非日常をどんなふうにこの森のなかで味わってもらうかっていうのが、いくつかのゾーンによってつくられているんですね。

で、一番最初にツリーテントゾーンっていう、すべて木が支えている、宙に浮いているテントがあります。次にブッシュクラフトゾーン。いま、アウトドアってすごく便利な道具がたくさんあるんですが、むしろ、ナイフと火、この2つを使おうというものです。ナイフと火というのは、原始の時代から人間が道具として使ってきたものなんですね。僕らがその2つの道具をうまく使いこなすことで、今日までやってきているのですが、アウトドアも本来はその2つから始まっているんです。いま原点回帰の時代を迎えていて、むしろ道具を引き算していって、シンプルなナイフと火っていう2つのツールを使って、どれだけクリエイティブなことができるかというのがブッシュクラフトなんですね。
ブッシュクラフトではまず火おこし。マッチとかライターとかは使わないんです。あとはお湯を沸かすとか。これはケリーケトルという専用の道具があるんですが、そういうのを使ってお湯を沸かす体験と、丸太をノコギリで引いたりっていう、日常の中ではなかなかやらないことを体験できるようになっています。
それからスローアウトドアゾーンというのがあります。イラストにありますが、ハンモックで休んだりとか、スラックラインっていう、木の間にベルトを張っているのですが、そこを綱渡りするんです。そのように、森のなかで一日遊べるような、いろんなコンテンツがこのグランピングサイトの中にぎっしりと詰まっています。



ツリーテントゾーンのこの場所はヒノキとか杉とか、針葉樹系が多いんですが、結構立派な木ですよね。ここにはツリーテントという、浮いているテントがあるのですが、これは木にロープをかけて、張って浮かせているんです。かなりの張力がかかるので、立派な木じゃないと支えられないですね。ですから、必然的にこのテントを張ろうと思うと、いい森に行かないといけないんで、その関係性が素敵だなと思います。このテントの説明書を読むと、虫が来ないとか、獣から身を守れるとか、宙に浮いていることで幾つかのメリットがあるみたいですね。

この森は間伐をして健全に保たれている森なんです。間引かれた木は全てストックしていおいて、みなさんで、たとえばノコギリでひいたり、薪割りをしたりしています。それが真ん中の台で焚き火になっているわけですね。で、燃やすと二酸化炭素が大気の中に返されているわけですよね。木って成長するのに二酸化炭素が必要じゃないですか。ぼくらは酸素が必要じゃないですか。これはお互い様の関係なんですが、燃やすという行為が入るとそれが一気に循環するんですよね。焚き火することで、この辺の木はすごくフレッシュな二酸化炭素を得て、次の葉を出してくれて、それが今度は酸素を僕らにくれるわけです。ただ切り倒しただけで終わってしまうと、木には戻っていかないですが、こうやって最後は割って燃やすというところまでいけば、また木にお返ししたことになるので、また次の木を育てる行為になっています。だから実はみんな働かされているんです。うわ楽しいってみんなやっているんですが、実は森のために返されているという。それをいかに、そう言わずに楽しくやってもらうかですよね(笑)




こんな風に丸太切り体験や薪割り体験ができて、さらに木を燃料に、里山ガーデンの真ん中の焚き火台では火がたかれていました。
そしてみんな自然と火の回りに集まってご飯を食べたり、火おこしや、木星のスプーンやカップ作りなど様々な体験をしたり思い思いに過ごしていました。
そしてブッシュクラフトゾーンで人気の体験アクティビティ「火おこし」に挑戦してみました。

◆ライターもマッチも使わず火おこし体験
では火おこし体験ということで、今回はメタルマッチっていうものを使います。マグネシウムの棒に硬い金属がついている。これが摩擦熱で火がつく。摩擦熱がマグネシウムの削りカスに移ると発火するんです。これはあくまでも発火するだけで、これ自体は全然熱くないんです。
つぎに燃やすもの、燃料を探しに行きたいと思うんですが、今日は針葉樹の葉を使おうと思います。針葉樹の葉は非常に油分が多くて燃えやすいので、それを使って燃やそうと思いますが、森を観察してもらうと、クヌギのような落葉樹が多いところもありますし、針葉樹が多いところもあります。まずそちらに葉を拾いに行こうと思います。今日体験していただくのは、実際に燃料となる葉を森のなかで集めて、火をおこします。麻ひもを渡しますので、その麻ひもを、火をコントロールして、焼き切ろうというのがゴールです。
ではいよいよ火をつけますので、革手袋をしてください。ただ、このままだと火が円心上に広がっていってしまうんですね。そのために、杉の葉をいつでも追加できるように常に横においておくんです。職人さんの言葉で、段取り八分仕事二分ということをいいます。要はいい仕事のためには段取りが大事ということです。
ではいよいよ挑戦してみましょう。メタルマッチを使って、燃料を追加してください。だんだん燃え広がっています。中心に火を集めてください。



あ、切れましたね。では火を消します。
火って、大事なことは怖がることではなく、人間がコントロールすることがすごく大事だと思うんです。今回で言うならば、燃えるもの、酸素、熱というもののバランスを人間がしっかりコントロールしてあげることによって、火を大きくして、麻ひもを焼き切るところまでたどり着いたと思うんですね。最後、火を消したのも、押し付けることによって表面積を少なくして、空気を遮断して消化したんです。そういうように、火をおこすといことは、火をコントロールすること。ということは、火を消すこともできる。ということをこの森の中を通しながら、いろんな複合的なことが感じられるワークショップだと思っています。





今回のお話いかがだったでしょうか。
里山ガーデンのグランピングサイトは6月4日(日)までです。ただ、里山ガーデン自体は、今後も「植物公園」として大きな森を散策したりすることはできるそうです。
ご興味のある方はぜひ行ってみてくださいね!
【今週の番組内でのオンエア曲】
・It`s Who We Are / Nulbarich
・Ob-La-Di, Ob-La-Da / Beatles

場所は、横浜ズーラシアのお隣にある「里山ガーデン」。こちらで、6月4日まで行われているのが、いま流行のグランピングはじめ、アウトドア体験が楽しめるイベント「第33回全国都市緑化よこはまフェア 」です。
そのメイン会場が、横浜ズーラシアに隣接する里山ガーデンという大きな森なんです。そしてこの里山ガーデンに、期間限定でオープンしているのがグランピングサイトです。


ということで、グランピングサイトのプロデューサー 寒川一さんの案内していただきました。

◆グランピングとは
グランピングという名前は、造語なんですね。グラマラスキャンピングという、贅沢なキャンプ、非日常っていうふうに解釈しています。で、その非日常をどんなふうにこの森のなかで味わってもらうかっていうのが、いくつかのゾーンによってつくられているんですね。

で、一番最初にツリーテントゾーンっていう、すべて木が支えている、宙に浮いているテントがあります。次にブッシュクラフトゾーン。いま、アウトドアってすごく便利な道具がたくさんあるんですが、むしろ、ナイフと火、この2つを使おうというものです。ナイフと火というのは、原始の時代から人間が道具として使ってきたものなんですね。僕らがその2つの道具をうまく使いこなすことで、今日までやってきているのですが、アウトドアも本来はその2つから始まっているんです。いま原点回帰の時代を迎えていて、むしろ道具を引き算していって、シンプルなナイフと火っていう2つのツールを使って、どれだけクリエイティブなことができるかというのがブッシュクラフトなんですね。
ブッシュクラフトではまず火おこし。マッチとかライターとかは使わないんです。あとはお湯を沸かすとか。これはケリーケトルという専用の道具があるんですが、そういうのを使ってお湯を沸かす体験と、丸太をノコギリで引いたりっていう、日常の中ではなかなかやらないことを体験できるようになっています。
それからスローアウトドアゾーンというのがあります。イラストにありますが、ハンモックで休んだりとか、スラックラインっていう、木の間にベルトを張っているのですが、そこを綱渡りするんです。そのように、森のなかで一日遊べるような、いろんなコンテンツがこのグランピングサイトの中にぎっしりと詰まっています。



ツリーテントゾーンのこの場所はヒノキとか杉とか、針葉樹系が多いんですが、結構立派な木ですよね。ここにはツリーテントという、浮いているテントがあるのですが、これは木にロープをかけて、張って浮かせているんです。かなりの張力がかかるので、立派な木じゃないと支えられないですね。ですから、必然的にこのテントを張ろうと思うと、いい森に行かないといけないんで、その関係性が素敵だなと思います。このテントの説明書を読むと、虫が来ないとか、獣から身を守れるとか、宙に浮いていることで幾つかのメリットがあるみたいですね。

この森は間伐をして健全に保たれている森なんです。間引かれた木は全てストックしていおいて、みなさんで、たとえばノコギリでひいたり、薪割りをしたりしています。それが真ん中の台で焚き火になっているわけですね。で、燃やすと二酸化炭素が大気の中に返されているわけですよね。木って成長するのに二酸化炭素が必要じゃないですか。ぼくらは酸素が必要じゃないですか。これはお互い様の関係なんですが、燃やすという行為が入るとそれが一気に循環するんですよね。焚き火することで、この辺の木はすごくフレッシュな二酸化炭素を得て、次の葉を出してくれて、それが今度は酸素を僕らにくれるわけです。ただ切り倒しただけで終わってしまうと、木には戻っていかないですが、こうやって最後は割って燃やすというところまでいけば、また木にお返ししたことになるので、また次の木を育てる行為になっています。だから実はみんな働かされているんです。うわ楽しいってみんなやっているんですが、実は森のために返されているという。それをいかに、そう言わずに楽しくやってもらうかですよね(笑)




こんな風に丸太切り体験や薪割り体験ができて、さらに木を燃料に、里山ガーデンの真ん中の焚き火台では火がたかれていました。
そしてみんな自然と火の回りに集まってご飯を食べたり、火おこしや、木星のスプーンやカップ作りなど様々な体験をしたり思い思いに過ごしていました。
そしてブッシュクラフトゾーンで人気の体験アクティビティ「火おこし」に挑戦してみました。

◆ライターもマッチも使わず火おこし体験
では火おこし体験ということで、今回はメタルマッチっていうものを使います。マグネシウムの棒に硬い金属がついている。これが摩擦熱で火がつく。摩擦熱がマグネシウムの削りカスに移ると発火するんです。これはあくまでも発火するだけで、これ自体は全然熱くないんです。
つぎに燃やすもの、燃料を探しに行きたいと思うんですが、今日は針葉樹の葉を使おうと思います。針葉樹の葉は非常に油分が多くて燃えやすいので、それを使って燃やそうと思いますが、森を観察してもらうと、クヌギのような落葉樹が多いところもありますし、針葉樹が多いところもあります。まずそちらに葉を拾いに行こうと思います。今日体験していただくのは、実際に燃料となる葉を森のなかで集めて、火をおこします。麻ひもを渡しますので、その麻ひもを、火をコントロールして、焼き切ろうというのがゴールです。
ではいよいよ火をつけますので、革手袋をしてください。ただ、このままだと火が円心上に広がっていってしまうんですね。そのために、杉の葉をいつでも追加できるように常に横においておくんです。職人さんの言葉で、段取り八分仕事二分ということをいいます。要はいい仕事のためには段取りが大事ということです。
ではいよいよ挑戦してみましょう。メタルマッチを使って、燃料を追加してください。だんだん燃え広がっています。中心に火を集めてください。



あ、切れましたね。では火を消します。
火って、大事なことは怖がることではなく、人間がコントロールすることがすごく大事だと思うんです。今回で言うならば、燃えるもの、酸素、熱というもののバランスを人間がしっかりコントロールしてあげることによって、火を大きくして、麻ひもを焼き切るところまでたどり着いたと思うんですね。最後、火を消したのも、押し付けることによって表面積を少なくして、空気を遮断して消化したんです。そういうように、火をおこすといことは、火をコントロールすること。ということは、火を消すこともできる。ということをこの森の中を通しながら、いろんな複合的なことが感じられるワークショップだと思っています。





今回のお話いかがだったでしょうか。
里山ガーデンのグランピングサイトは6月4日(日)までです。ただ、里山ガーデン自体は、今後も「植物公園」として大きな森を散策したりすることはできるそうです。
ご興味のある方はぜひ行ってみてくださいね!
【今週の番組内でのオンエア曲】
・It`s Who We Are / Nulbarich
・Ob-La-Di, Ob-La-Da / Beatles