- 2020.07.26
バットフィッシャー・アキコさんインタビュー3
さて、ガラパゴスだけに生息する不思議な魚、ガラパゴスバットフィッシュに恋してしまった人、バットフィッシャーアキコさんのお話は、まだまだ続きます。
もともとは、この魚だけがお目当てだったアキコさん。すごいめぐりあわせで、ガラパゴスのチャールズダーウィン研究所のボランティアとして働くことに。ということで島の生物の調査研究に関わる中で知った多様性の島・ガラパゴスの様々な生き物のお話です。
なにせ、ダーウィンが進化論をひらめいた、固有種の楽園。本当に不思議で、面白い動植物たちにあふれているんです!

~ガラパゴス諸島の印象的な動植物はなんでしょうか。
スカレシアという固有の植物があるのですが、サンタクルス島に10メートル位の高さの植物が群生するエリアがあるんです。そこにいったときに高い木がたくさんあると思ったら、それがスカレシアだと教えられました。スカレシアはヒナギクの仲間なんですが、10メートルもあるのにヒナギクの仲間というのが信じられませんでした。植物のダーウィンフィンチと言われているのですが、ダーウィンフィンチとはガラパゴス諸島を象徴するスズメのような鳥で、ガラパゴスに何らかの方法でたどり着いて、もともとの祖先は1種類だったんですが、生育環境や食べ物に応じてくちばしの形、大きさ、羽毛の色を適用させ14種類に分かれた鳥なんです。その植物バージョンがスカレシアなんです。スカレシアもガラパゴスのそれぞれの島に環境に応じて15種類に分化しました。10メートルを超えるような立派な木になるものもあれば、低木もあります。低木といっても150センチくらいに育ちます。15種類全てがヒナギクが元とは思えないようなのが特徴で印象的でした。
動物では、ガラパゴスリクイグアナという固有のイグアナがいるんです。面白いのは主食がウチワサボテンの実だったり葉っぱなんですが、自分から取りに行かないんですよ。じっと実が落ちてくるのを待つんです。でも簡単に落ちてくるものではないので、サボテンの下で5~6匹のリクイグアナが輪になって待機していて、そのまま眠くなって昼寝をしだすようなのもいたり、落ちてくると、のんびりしていたのが打って変わって争奪戦になるんです。私がフィールドワークで研究所に所属していた時に、リクイグアナのすごく多い島を調査中にリュックから物を落とすと、その音を聞いて来てしまうんです。それで無いのが分かるととぼとぼと悲しそうに去っていく。自分から取りに行く姿勢が基本的に見られないのうらやましいというか(笑)
~ダーウィンが進化論を思いつくきっかけを感じるようなものってありますか?
ダーウィンがガラパゴス諸島にやってきたのは1835年。滞在している間に4つの島に上陸して、様々な鳥を捕獲して剥製にしていました。その真っ只中にマネシツグミをみて、他の島の同じ鳥と違うことに気がついたんです。イギリスに帰国後に鳥類学者に相談をして調べるうちに、ガラパゴスの生き物は全てが実はそれまで発見したことがない新種で、ほとんどすべてが島によって個体差がある。それはなぜなのか分析したところ、環境に有意なものは生き残ってそうでないものは淘汰されていた、その繰り返しで生物は自然環境に適した進化を遂げたのではないかと言う進化論の提唱に至ったんですね。ウチワサボテンも、食べつくされてはかなわないので彼らなりに巨木化しました。松の木みたいに太くなり、硬い皮で覆われて、島によっては15メートル位の高さになるまで巨木化して届かないようにしました。リクイグアナは爪があるので登れば良いのだが、かなり屈強な樹木のように進化したので、爪が立たずに登れないんです。ゾウガメも首を伸ばしても届かないと言う進化を遂げた島もあるが、他の島では別に高さがないものもあるんです。その島にはリクイグアナもゾウガメも存在しないんです。だから巨木化する必要がなかった。同じガラパゴスのサボテンでも、島ごとに違いが見られるんですね。
ガラパゴスバットフィッシュ愛好家で、NPO法人日本ガラパゴスの会スタッフ、バットフィッシャー・アキコさんのお話でした。来週もさらに続きをお届けします。
【番組内でのオンエア曲】
・Summer Girl / Haim
・Girlfriend / Charlie Puth
もともとは、この魚だけがお目当てだったアキコさん。すごいめぐりあわせで、ガラパゴスのチャールズダーウィン研究所のボランティアとして働くことに。ということで島の生物の調査研究に関わる中で知った多様性の島・ガラパゴスの様々な生き物のお話です。
なにせ、ダーウィンが進化論をひらめいた、固有種の楽園。本当に不思議で、面白い動植物たちにあふれているんです!

~ガラパゴス諸島の印象的な動植物はなんでしょうか。
スカレシアという固有の植物があるのですが、サンタクルス島に10メートル位の高さの植物が群生するエリアがあるんです。そこにいったときに高い木がたくさんあると思ったら、それがスカレシアだと教えられました。スカレシアはヒナギクの仲間なんですが、10メートルもあるのにヒナギクの仲間というのが信じられませんでした。植物のダーウィンフィンチと言われているのですが、ダーウィンフィンチとはガラパゴス諸島を象徴するスズメのような鳥で、ガラパゴスに何らかの方法でたどり着いて、もともとの祖先は1種類だったんですが、生育環境や食べ物に応じてくちばしの形、大きさ、羽毛の色を適用させ14種類に分かれた鳥なんです。その植物バージョンがスカレシアなんです。スカレシアもガラパゴスのそれぞれの島に環境に応じて15種類に分化しました。10メートルを超えるような立派な木になるものもあれば、低木もあります。低木といっても150センチくらいに育ちます。15種類全てがヒナギクが元とは思えないようなのが特徴で印象的でした。
動物では、ガラパゴスリクイグアナという固有のイグアナがいるんです。面白いのは主食がウチワサボテンの実だったり葉っぱなんですが、自分から取りに行かないんですよ。じっと実が落ちてくるのを待つんです。でも簡単に落ちてくるものではないので、サボテンの下で5~6匹のリクイグアナが輪になって待機していて、そのまま眠くなって昼寝をしだすようなのもいたり、落ちてくると、のんびりしていたのが打って変わって争奪戦になるんです。私がフィールドワークで研究所に所属していた時に、リクイグアナのすごく多い島を調査中にリュックから物を落とすと、その音を聞いて来てしまうんです。それで無いのが分かるととぼとぼと悲しそうに去っていく。自分から取りに行く姿勢が基本的に見られないのうらやましいというか(笑)
~ダーウィンが進化論を思いつくきっかけを感じるようなものってありますか?
ダーウィンがガラパゴス諸島にやってきたのは1835年。滞在している間に4つの島に上陸して、様々な鳥を捕獲して剥製にしていました。その真っ只中にマネシツグミをみて、他の島の同じ鳥と違うことに気がついたんです。イギリスに帰国後に鳥類学者に相談をして調べるうちに、ガラパゴスの生き物は全てが実はそれまで発見したことがない新種で、ほとんどすべてが島によって個体差がある。それはなぜなのか分析したところ、環境に有意なものは生き残ってそうでないものは淘汰されていた、その繰り返しで生物は自然環境に適した進化を遂げたのではないかと言う進化論の提唱に至ったんですね。ウチワサボテンも、食べつくされてはかなわないので彼らなりに巨木化しました。松の木みたいに太くなり、硬い皮で覆われて、島によっては15メートル位の高さになるまで巨木化して届かないようにしました。リクイグアナは爪があるので登れば良いのだが、かなり屈強な樹木のように進化したので、爪が立たずに登れないんです。ゾウガメも首を伸ばしても届かないと言う進化を遂げた島もあるが、他の島では別に高さがないものもあるんです。その島にはリクイグアナもゾウガメも存在しないんです。だから巨木化する必要がなかった。同じガラパゴスのサボテンでも、島ごとに違いが見られるんですね。
ガラパゴスバットフィッシュ愛好家で、NPO法人日本ガラパゴスの会スタッフ、バットフィッシャー・アキコさんのお話でした。来週もさらに続きをお届けします。
【番組内でのオンエア曲】
・Summer Girl / Haim
・Girlfriend / Charlie Puth