- 2016.07.31
プラントハンター西畠清順 高橋万里恵トークショー2
今週もも引き続き、プラントハンター・西畠清順さんと番組パーソナリティ高橋万里恵によるトークイベントの模様です。

東京代々木にある、世界の珍しい植物あふれる商業施設「代々木ヴィレッジ」で行われたこのイベントは、西畠清順が先日出したばかりの新しい本「はつみみ植物園」の出版記念として行われたもの。この本でも紹介されている植物の「へえ~」なお話、いろいろと披露してくれました。

西畠:みなさん、なんで門松を正月に立てると思います?なんでクリスマスツリーをあの時期に飾ると思います?なんで葉っぱは緑なのかなとか、森と林の違いは何なのかなとか、知ってそうで知らない植物の常識を一冊にまとめた本が「はつみみ植物園」です。
高橋:森と林の違いも聞きたいんですが、これ教えて欲しいんですけど、本のなかに野菜と果物の話あったじゃないですか。野菜と果物ってなにが違うんですか?
西畠:農林水産省が一応決めてるんですよ。あと辞書引いてみてください。どれを見ても全部曖昧でちゃんと決まってないんです。一般論としては、例えばりんごとかオレンジとか木になるものは果物。種から生えて草になるものを野菜。例えばネギとかトマトとか。でもそれに当てはまらない植物はいっぱいあるわけですよ。
例えばバナナなんかはフルーツとか思われがちですが、あれ木になってるわけじゃない。草なんです。ただでかいですが。だからあれはそういう意味では野菜なんです。そういう言い方をすればね。


スイカもフルーツっていうけど、あれは下からツルが生えてきてなります。だから本当は野菜なはずなんです。つまり野菜と果物っていう差はないんです。僕たちが勝手に野菜だ果物だって言ってるだけっていうようなことがこの本を見たらわかります。
でも一般的に果物といわれてるものと、野菜っといわれてるものの差は何?って聞いたら、果物は甘くて、野菜は甘くないというイメージですよね。自分もそうなんですが、果物好きな人はいっぱいいるけど野菜嫌いな人は多い。
実はこれ、植物の生理上当たり前のことなんです。果物が甘いのは、鳥とか動物に食べてもらって種を遠くに運んでもらうため。自分の種をできるだけ広げたいから甘くしたわけです。だから食べてもらいたいわけですね。もし食べてもらえなかったら、種は自分の下に落ちるわけです。そうすると親と子が日照権を争って戦わないといけない。それは得じゃないって、木はわかってるわけですよ。だから親はできるだけ遠くに種を運ぶために甘くして、自分の子孫を繁栄させるようにした。だから食べて種を遠くに運んでもらうためにおいしくて当然なんです。食べられたいから。
じゃあ野菜はどうでしょう。玉ねぎ、にんじん、ブロッコリー…。「野菜」って一般的にいわれるものは、キャベツでもレタスでもそうですけど、植物の体そのものなわけです。根っこであったり、葉っぱであったり、茎であったりするわけです。植物は葉っぱを食べられたくないし、茎を食べられたくないし、根っこなんてましてや食べられたくないに決まってるじゃないですか。だからまずくて当然なんですよ。だから子どもたちが野菜が嫌いっていうのも無理ないんです。まあお母さんは余計なこと言うなって、多分俺をことを怒ると思うんですけど(笑)
というような話が「はつみみ植物園」には存分に盛り込まれてるわけです。

高橋:最後に質問なんですが、「森」って好きですか?
西畠:好きですよ。森って非常にエネルギーが集まってる場所なんですよ。僕らが「森」って呼んでる場所っていうのは、元々は木とか植物が盛るように集まってる場所なんです。だからそれが転じて森になってるんですよ。
つまり何でもそうなんですけど、経済、お金が集まる大都市ってエネルギーがあります。人が集まるフェスもすごいエネルギーがあります。なんでも物が集約して集まるところには非常にエネルギーがあるわけです。森はまさに植物が集まる場所ですから、エネルギーが集まってるわけです。
だから明治神宮の森だってそうですけれども、エネルギーが集まる場所っていうのはそこに何か理由がある。もしくは作ったから理由がある。そういう場所がやっぱり僕は好きですね。
高橋:そういうところに行くと、私たちも何かもらえるものがあるんですかね?
西畠:それはね、それぞれに人がそう思ってもらえたらいいし、植物も音楽と一緒で、同じ音楽を聞いてても気分が良いときに聞くのと悲しいときに聞くのでは、同じ曲でも違うんですよ。例えば目の前に桜の花が咲いてたとして、それ見る時に自分がなにか意志を持って頑張ろうと思ってる時に見たら希望の花に見えるかもしれないし、大切な人を失ったときに見たらその人を偲ぶ花になったりするわけです。
つまりその人の心によって植物の空間だったり、一輪の花の見え方が変わってきますから、それが一番リアルなところなんですね。だからそういう意味では、森はそういう風に自分の心の鏡になる場所にもなるかもしれないですよね。
プラントハンター 西畠清順さんと番組パーソナリティ高橋万里恵のトークショー、いかがだったでしょうか。ポッドキャストでも当日の楽しい雰囲気をお伝えしていますので、こちらもぜひお聞きください!
西畠さんの新しい本「はつみみ植物園」は東京書籍から発売中です。ぜひチェックしてみて下さい。
また、この夏休みにも、西畠清順さんが手がけた様々なイベントがあります。
まず7月30日~8月28日まで、「HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION」東京 お台場ゆりかもめ・青海駅前の特設会場では、西畠さんが手配した、見た人がアッと驚くシンボルツリーが見られるほか、あの建築家 隈研吾さんなどとコラボした「水辺のある空間」も楽しめるということです。
さらに、去年の大好評を受けた「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」が8月4日から、東京銀座のポーラミュージアム アネックスで開催されるということです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【今週の番組内でのオンエア曲】
・Magnificent Time / TRAVIS
・No Such Thing / John Mayer

東京代々木にある、世界の珍しい植物あふれる商業施設「代々木ヴィレッジ」で行われたこのイベントは、西畠清順が先日出したばかりの新しい本「はつみみ植物園」の出版記念として行われたもの。この本でも紹介されている植物の「へえ~」なお話、いろいろと披露してくれました。

西畠:みなさん、なんで門松を正月に立てると思います?なんでクリスマスツリーをあの時期に飾ると思います?なんで葉っぱは緑なのかなとか、森と林の違いは何なのかなとか、知ってそうで知らない植物の常識を一冊にまとめた本が「はつみみ植物園」です。
高橋:森と林の違いも聞きたいんですが、これ教えて欲しいんですけど、本のなかに野菜と果物の話あったじゃないですか。野菜と果物ってなにが違うんですか?
西畠:農林水産省が一応決めてるんですよ。あと辞書引いてみてください。どれを見ても全部曖昧でちゃんと決まってないんです。一般論としては、例えばりんごとかオレンジとか木になるものは果物。種から生えて草になるものを野菜。例えばネギとかトマトとか。でもそれに当てはまらない植物はいっぱいあるわけですよ。
例えばバナナなんかはフルーツとか思われがちですが、あれ木になってるわけじゃない。草なんです。ただでかいですが。だからあれはそういう意味では野菜なんです。そういう言い方をすればね。


スイカもフルーツっていうけど、あれは下からツルが生えてきてなります。だから本当は野菜なはずなんです。つまり野菜と果物っていう差はないんです。僕たちが勝手に野菜だ果物だって言ってるだけっていうようなことがこの本を見たらわかります。
でも一般的に果物といわれてるものと、野菜っといわれてるものの差は何?って聞いたら、果物は甘くて、野菜は甘くないというイメージですよね。自分もそうなんですが、果物好きな人はいっぱいいるけど野菜嫌いな人は多い。
実はこれ、植物の生理上当たり前のことなんです。果物が甘いのは、鳥とか動物に食べてもらって種を遠くに運んでもらうため。自分の種をできるだけ広げたいから甘くしたわけです。だから食べてもらいたいわけですね。もし食べてもらえなかったら、種は自分の下に落ちるわけです。そうすると親と子が日照権を争って戦わないといけない。それは得じゃないって、木はわかってるわけですよ。だから親はできるだけ遠くに種を運ぶために甘くして、自分の子孫を繁栄させるようにした。だから食べて種を遠くに運んでもらうためにおいしくて当然なんです。食べられたいから。
じゃあ野菜はどうでしょう。玉ねぎ、にんじん、ブロッコリー…。「野菜」って一般的にいわれるものは、キャベツでもレタスでもそうですけど、植物の体そのものなわけです。根っこであったり、葉っぱであったり、茎であったりするわけです。植物は葉っぱを食べられたくないし、茎を食べられたくないし、根っこなんてましてや食べられたくないに決まってるじゃないですか。だからまずくて当然なんですよ。だから子どもたちが野菜が嫌いっていうのも無理ないんです。まあお母さんは余計なこと言うなって、多分俺をことを怒ると思うんですけど(笑)
というような話が「はつみみ植物園」には存分に盛り込まれてるわけです。

高橋:最後に質問なんですが、「森」って好きですか?
西畠:好きですよ。森って非常にエネルギーが集まってる場所なんですよ。僕らが「森」って呼んでる場所っていうのは、元々は木とか植物が盛るように集まってる場所なんです。だからそれが転じて森になってるんですよ。
つまり何でもそうなんですけど、経済、お金が集まる大都市ってエネルギーがあります。人が集まるフェスもすごいエネルギーがあります。なんでも物が集約して集まるところには非常にエネルギーがあるわけです。森はまさに植物が集まる場所ですから、エネルギーが集まってるわけです。
だから明治神宮の森だってそうですけれども、エネルギーが集まる場所っていうのはそこに何か理由がある。もしくは作ったから理由がある。そういう場所がやっぱり僕は好きですね。
高橋:そういうところに行くと、私たちも何かもらえるものがあるんですかね?
西畠:それはね、それぞれに人がそう思ってもらえたらいいし、植物も音楽と一緒で、同じ音楽を聞いてても気分が良いときに聞くのと悲しいときに聞くのでは、同じ曲でも違うんですよ。例えば目の前に桜の花が咲いてたとして、それ見る時に自分がなにか意志を持って頑張ろうと思ってる時に見たら希望の花に見えるかもしれないし、大切な人を失ったときに見たらその人を偲ぶ花になったりするわけです。
つまりその人の心によって植物の空間だったり、一輪の花の見え方が変わってきますから、それが一番リアルなところなんですね。だからそういう意味では、森はそういう風に自分の心の鏡になる場所にもなるかもしれないですよね。
プラントハンター 西畠清順さんと番組パーソナリティ高橋万里恵のトークショー、いかがだったでしょうか。ポッドキャストでも当日の楽しい雰囲気をお伝えしていますので、こちらもぜひお聞きください!
西畠さんの新しい本「はつみみ植物園」は東京書籍から発売中です。ぜひチェックしてみて下さい。
また、この夏休みにも、西畠清順さんが手がけた様々なイベントがあります。
まず7月30日~8月28日まで、「HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION」東京 お台場ゆりかもめ・青海駅前の特設会場では、西畠さんが手配した、見た人がアッと驚くシンボルツリーが見られるほか、あの建築家 隈研吾さんなどとコラボした「水辺のある空間」も楽しめるということです。
さらに、去年の大好評を受けた「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」が8月4日から、東京銀座のポーラミュージアム アネックスで開催されるということです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【今週の番組内でのオンエア曲】
・Magnificent Time / TRAVIS
・No Such Thing / John Mayer