Flowからのお知らせ
- 拓哉キャプテンと“親交”のある方から“はじめまして”な方まで、
様々なステキなゲストをお迎えしてお送りする「Flow」!
7月のマンスリーゲストは「竹中直人さん」!!
楽しいトークセッションをお楽しみに!!
そして!!
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番組の感想や木村さんにやってほしい事などをポストしてみんなで繋がりましょう!
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2026年9月5日よりライブツアー
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みなさんからのメールをお待ちしています!
ON AIR REPORT
2026年07月19日
Flow 第四百十六回目「拓哉キャプテン × 竹中直人」Part3
今月のマンスリーゲストは、竹中直人さん!
トークはまだまだ続きます。
竹中:「大学卒業したら、俺、役者になりたい」っていう気持ちは(あった)。
木村:もうそこで決まってたんですか。
竹中:「映像演出研究会」というクラブに入った時に、何かを作る、映画を作るっていう世界にすごく憧れて、脚本を書いたりするのもとても楽しかったし。で、「監督になりたい」って夢はあったけど、「まさか映画監督になんてなれるわけないや」と思ったし。
木村:まあ、後になってますけどね。
竹中:でも、役者にはすごく憧れて、新劇に憧れてたんですよ。「俳優座」とか「文学座」とか。大学卒業して「青年座」に入団したんですよ。
木村:で、その時に青年座で看板になっていらっしゃってたのが、西田さん。
竹中:西田敏行さんでしたね。
木村:へぇ~。青年座って…。
竹中:昔、代々木八幡にあったんで。
木村:わー、今ゾワッとしましたけど、僕、青年座さんの前を通るのが怖くて。
竹中:えー、どうして?
木村:僕、ずっと幼稚園の時、代々木八幡に住んでて。半地下の青年座さんの中が、外からちょっとだけ見えるんですよ。
竹中:見える見える。
木村:自分は子供だったんですけど、皆さんがいらっしゃるのが半地下だったんで、ほんの隙間が空いてると、子供目線でも稽古場が上から見えるんですよ。子供ながらに、なんかたまに大人が皆で「あ~~~!」って奇声を上げてたり、酷い時には、着物を着た女性が「キャーー!」って悲鳴を上げながら、皆に追いかけられたりとかしてたんですよ。
竹中:あとお面を被ってる人物も。ルコック・システムっていうのがあって。
木村:そうです、そうです。あの前を通るのがもう怖くて。「これ何なんだろう?」ってずっと思ってて、後に「青年座」っていう、そこからああいう方たちが今のお仕事になられてるんだ、っていうのを(知った)。本当にこの立場になって、ちっちゃい頃に怖かったあそこってあの場所だったんだ、っていうのが、全て繋がった感じではあったんですけど。
竹中:あの場所に通ってたんだよね。
木村:俺、あの前を毎日通ってました。
竹中:本当(笑)。じゃあ衝撃的だよね。
木村:代々木八幡での竹中さんといったら、なんかすげえエピソード出てきそうだけど、変わっちゃったんだろうな~。
竹中:ずいぶん変わった。代々木八幡は変わったよ。 青年座はもうマンションが老朽化で。
共演したいよね。
木村:はい!
竹中:「この役、竹中さんやらないかな?」ってのがあったら呼んでくれよ。俺どんな役だって行くぜ。
木村:本当ですか?
竹中:当たり前じゃないか。心から言ってるのわかるだろ?
木村:わかりますよ。
竹中:社交辞令でもなんでもないよ。こんなの社交辞令にしたくないもん。「一緒にできたね」って言いたいよ。
木村:そうですね。
…なんですが、「映画監督なんて夢みたいな話だよ」って、さっきは照れ隠しでおっしゃってましたけど。実際、映画監督としても、1991年に「無能の人」っていうのがあるんですけど、ベネチア国際映画祭で「国際批評家連盟賞」っていうのを(受賞)。
その後も、映画監督として、「東京日和」っていう作品を…。
竹中:中山美穂ちゃんが主演でやったやつね。
木村:はい。で、日本アカデミー賞の多数の部門を受賞しているんですけど。他にも「さよならCOLOR」だったりとか、「零落」だったりとか。逆に、監督としても呼んでくださいよ。
竹中:それはもちろん。嬉しいです。
木村:どういう監督なんですか?
竹中:優しいと思いますよ。押さないし、早いし。
とにかく、俺は押す現場とか、「なんでこんなに時間があるの?」とか思っちゃうの。でも、うるさい俳優になりたくないですからね。
木村:竹中監督の中では、「こういう」っていうビジョンってありますよね。
竹中:初めて監督した時は、構図とかもめちゃくちゃこだわったりしたんだよ。まぁ今も構図はそれなりにあったりするけど、でも、即興演出がすごく楽しくて。現場でもパッパッパッといく感じっていうか。
木村:へ~。即興演出って怖いなぁ。どういう感じなんですか?
竹中:最初に、自分1人でロケを先に済ませちゃって、スタッフたちにあんまり労力をかけさせないっていうことを、自分の中で思っちゃってるものがあるかもしれないですね。スタッフに労力をかけない。
だから、お金が集まるか集まらないかわかんないけど、もし集まったってなったらすぐ撮れるように、自分で前もって先に撮りたい場所を全部リサーチしちゃって、それで、「こことここがいい」ってことを制作部に伝えて、許可を取るのは制作部に任せておいて。
自分は「この場所と、この場所と、この場所と、この場所と、この場所と、この場所と、この場所で撮りたい」みたいなことを最初から(考えている)。
木村:でも、撮影監督も照明部のチーフも、その場所は把握できてないから…。
竹中:皆で行くよ、もちろん。
木村:ああ、後日また別のタイミングで行くってことですね。
竹中:昔は、自分が「こういう場所で撮りたい」っていうことを言うと、制作部の人たちが色んなとこ行って探し回ってくれてたの。そういう労力が大変だから、自分でイメージして。
で、僕たちの仕事って色んなところにロケ行くじゃないですか? だからいい場所は自分の中にインプットして、今は携帯があるから、携帯で撮っておけば町の名前も全部出てくるから、すごい時代になったなと思って。それを資料として残すことができるから、それをスタッフに伝えることもできるし。
あとは長い付き合いのカメラマンとか、もう長い付き合いだから僕の好きな構図とかもわかってるし。
木村:こうやってお話しさせて頂くと、竹中組なのか、何かの作品でまたご一緒なのか、すごく楽しみだなって思いますけど。
日本アカデミー賞最優秀助演男優賞って、もう「Shall we(ダンス)?」も入れたら3度なんですね。
竹中:遠い昔だけどね。映画の神様が僕についてた時代があったんじゃないかな。だから、「アカデミー賞常連」とか皆に言われちゃったりして、とても照れくさかったんだよ。僕、毎回つまずいたり、壇上から落ちたりしてた。
木村:行くたびに?
竹中:行くたびに。ふざけて。ふざけたというか、照れくさくて。
木村:でもそれは、自分プロデュースですよね。
竹中:うん。もうそうしないと、精神が持たないんだよ。賞とか無縁な人間でいたかった、っていうのは自分の中にあるんだよ。
木村:本当ですか?
竹中:いや、嬉しいかもしれないけど、アカデミー賞とか権威みたいな感じがしちゃって、ものすごく照れくさくて。つまずいたり、いろいろ余計なことをやったんだけど、客席はシーンとしてるんだよね。やらなきゃいいんだけど。
木村:まあ、客席と言っても、皆あそこにいらっしゃるのは関係者ですもんね。出演者とか。
竹中:それが嫌で、1回だけ永瀬正敏と一緒だったから、「正敏、一緒につまずこうぜ」って言ったらつまずいてくれて、でも周りはシーンとしてて、「やっぱダメだったな…」って。
酷い時なんて、前年の最優秀助演男優賞を獲った人がプレゼンテーターになるじゃないですか。それもとんでもないことやっちゃって。「それでは、本年度の日本アカデミー賞最優秀助演男優賞は…竹中直人! なんちゃってー!」、「シーン…」。本当にやっちゃったんだよ。
木村:(笑)。やったんですね。
竹中:もう最低でしょ?
木村:いやいや、僕的には最高ですけど。
でもあれ、“撮って出し”みたいな感じで、放送もされますもんね。放送もされたんですか?
竹中:されましたよ。壇上から落ちたのね。放送されたのを自分では観てないけど、放送されるとは聞いてたんで。
木村:やったんですね。
竹中:やりましたね。「何のためにやってんだ?」って話ですよ。「何やってんだ、こいつ?」って。僕、そういうのが結構好きなんですよ。「なんだ、こいつ?」と思われるのが(笑)。
木村:ええ、知ってます(笑)。
竹中:ありがとう(笑)。ちょっと熱くなっちゃってさ(笑)。
木村:でも、皆さんご存知だと思いますが、それだけではなく、NHKの大河ドラマ「秀吉」の方ではもう…。これはいい意味で言うんですけど、竹中さんがあれをやって以来、「豊臣秀吉」っていうと、あの時に観てた人たちが受けたショックっていうのが大きすぎたのか何なのか分かんないですけど、竹中さんがやったあの感じが、自分たちが何か制作をしていく、クリエイトしていく、ってなった時に、結構でかい指標になってるんじゃないかな、と思うんですけどね。
竹中:本当? あれはね、僕が39歳の時にオンエアしてたんだけど。それで西村与志木さんってプロデューサーが、NHKの偉い人たちの全部の反対を押し切って「私は竹中さんの秀吉にかけたいんですよ」って言ってくださったんで、「じゃあ、西村さん、でたらめな大河にしましょうよ。もう目を覆っちゃうような、マニアックな、めっちゃくちゃな大河にしましょうね」っていうのが最初の約束で、「マニアックな大河になりますね~」とか言ってたんだよ。そしたら、視聴率取っちゃったんだけど。
木村:いや、すげえなぁ。でも、さっき「『何だ、こいつ?』って思われるの好きなんだよね」って仰ってましたけど、どこかパンクですよね。
ロックンロールなんだけど、ヘビメタじゃない、っていうか。ヘビーメタルじゃなくて、どこか反骨的なパンク、っていうか。僕は勝手にそういう見方をさせてもらってます。
竹中:内田裕也さんが、俺のこと「秀吉」としか言わないから(笑)。昔、秀吉をやってた時にうちに電話来て、「もしもし、今から来いよ」って、裕也さんに呼び出されて。
で、裕也さんとキョンキョン(小泉今日子)と私で、「共犯者」っていうのを東映でやったことあるんだけど。裕也さんと俺は敵同士で、殺し屋同士で、戦わなきゃいけないから、楽屋を別々にされてたんだけど、僕はずっとCDプレーヤー持って音楽聴いてたら、内田裕也さんについてる男の子が来て、「今、うちの裕也が竹中さんのCDプレーヤーを借りてこいって言ってるんですけど、いいですか?」って、「あっ、どうぞ使ってください」ってCDプレーヤーを貸したのよ。
で、どんな曲を聴いてるか気になるじゃない? だから裕也さんの楽屋の方にそっと近づいていって、耳をそばだててたんだけど、意外な曲を聴いてたんだよね。何を聴いてたと思う?
木村:女性ですか? 男性ですか?
竹中:女性ですね。
木村:えー、それこそ、キョンキョンの曲を聴いたんじゃないですか?
竹中:洋楽だったのよ。俺はCCRとかディープ・パープルとかすげえの聴いてるのかな、と思ってだけど、全然違う。「裕也さん、こういうの聴くんだ」っていうやつ。
木村:ダイアナ・ロス。
竹中:いや、違うんだな。懐かしい~。帰ったら俺も聴こう。誰でしょう? 「裕也さん、こういうの聴くんだ。ベスト盤じゃん、これ!」。
木村:シンディ・ローパー。
竹中:違うんだよね。ちょっと近づいてきつつあるかな?
木村:えー、何このクイズ。待って待って、何だ? …カーペンターズ?
竹中:ピンポーン!
木村:やったー!
竹中:すごいです。「Sing. Sing a song.」とか聴いてるんだよ。意外だったんだよね。
木村:裕也さんが。
竹中:では、「内田裕也クイズ」、もう1つね。
録音部だけが聞いている裕也さんの呟き。監督が「本番よ~い、はい!」って言った瞬間に、裕也さんが呟いている一言。録音部だけに聞こえる一言は、何でしょう?
木村:「よろしく」。
竹中:近いのは近いけど、もうすぐに出てきちゃうと思う。
木村:「ロックンロール」。
竹中:ピンポーン。
木村:うわ、やった! 2つ目で正解。さっきのカーペンターズは3回目だったし。
竹中:そうなんですよ。
木村:なんで俺は緊張してるんだろう?
竹中:裕也さんの話になっちゃってごめんなさい(笑)。
木村:へぇ~。すげえなあ。全然今、竹中さんの話じゃなかったですね。
竹中:よく一緒に飲んだよ。裕也さん(笑)。
[OA曲]
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