高知県四万十町にある「遠山地域」に自生する貴重な植物についてご紹介します!
今の時期ですと、多年草の「オミナエシ」や、絶滅危惧種に指定されている「ミズトンボ」といった植物が花を咲かせています。実は、遠山地域では、県の絶滅危惧種にもなっている21種を含む、473もの種類の植物が確認されています。
そこで四万十町は2009年に、この豊かな自然環境を活用しようと山林などおよそ14ヘクタールを購入。そのうち9ヘクタールを住民有志で作る「遠山を守る会」が管理しており、2012年からは、間伐材や倒木を使って遊歩道を整備。
会のメンバーがガイド役となり、里山を散策する自然観察会も開き、好評だということです。
会と四万十町観光協会では、来年の春に開幕する観光キャンペーン「奥・四万十博」に向け、今後は、こうした観察会を定期的に開く予定だということです。