今週ゲストにお迎えしたのは、講談社より発売中の小説『バリ山行』で第171回芥川賞を受賞されました、松永K三蔵さんです。
松永さんは、1980年、茨城県のお生まれです。
関西学院大学文学部卒業後、2021年、第64回群像新人文学賞優秀作『カメオ』で、作家デビュー。
そして、2024年には『バリ山行』で、第171回芥川龍之介賞受賞されました。
──登山以外にもバリエーションルートはある
茂木:この芥川賞受賞作『バリ山行』なんですけども、主人公が山登りを通じて人生を見つめ直すという山岳小説で、この「『バリ山行』の『バリ』とは?」というのを勘違いしている人が多いみたいですね。実は僕もそうでした。「バリバリ」の『バリ』なのかなと思ったんですが(笑)、ちょっと違うんですよね?
松永:そうですね。「バリ島」と思...