2017年01月01日
今夜お迎えしたのは、先週に引き続き、東京大学教授で社会学者の吉見俊哉さんです。
吉見さんは東京都の出身、2004年より東京大学大学院情報学環教授に。
また、2011年より東京大学副学長を兼任されていらっしゃいます。
演劇論的なアプローチを基礎に、日本におけるカルチュラル・スタディーズ(文化社会学)の中心的な存在として、
先駆的な役割を果たしてきた方です。
今週は吉見の人生を振り返っていただき、お話を伺いました。
──演劇から学んだこと
茂木:先生の研究されていることを一般の方にお伝えすると、どういうことになるんでしょうか?
吉見:研究対象はメディアだったり、都市、大衆文化、文化に関わること何でもありなんですね。
文化を単に作られたもの、消費されるものとして見るんじゃなくて、演劇...