2026年01月31日
今夜ゲストにお迎えしたのは、3月にメジャーデビュー25周年を迎える、「RIP SLYME」のRYO-Zさんです。
RIP SLYMEは、1994年に結成された、HIP HOPグループです。
2001年に、『STEPPER'S DELIGHT』でメジャーデビュー。
斬新なアイディアのビートと、個性あふれるMCたちのマイクリレーで、独自のHIP HOPを鳴らし続け、数々のヒット曲を生み出してきました。
2ndアルバム『TOKYO CLASSIC』は、ミリオンヒットを記録し、日本のHIP HOPアーティストとしては、史上初となる日本武道館での単独公演や、5万人規模の野外ライブなど、数多くの実績を残しています。
その後、活動休止やメンバーの脱退を経て、2022年からは、RYO-Zさん、ILMARIさん、FUMIYAさんの3人体制で活動。
そして2025年4月から、PESさんとSUさんがメンバーに復帰し、再び、“4MC+1DJ”という編成での活動がスタート。
楽曲のリリースや全国の大型フェスへの出演をはじめ、他のアーティストとのコラボレーション、そしてソロ活動と、幅広く、精力的に活動を続けていらっしゃいます。

──5番目の要素
茂木:RYO-Zさん。日本では、HIP HOPダンスが小・中学校で必修になっているなど、HIP HOPが我々の中に入ってきていますよね。RYO-Zさんに改めて聞いてみたいんですが、HIP HOPとは何なんででしょうか。
RYO-Z:一言で言うのはなかなか難しいんですが、HIP HOPは、一応、文化、カルチャーの言葉なんです。音楽のジャンルと言うよりは、ダンスもあって、アートもあって、DJ'ing…DJがいて、あとはRapping(ラップ)。この4つが基本の4大要素なんです。
でも僕らは5番目の要素として、“顔”というのがあって(笑)。“キメ顔”という5番目の要素が(笑)。
茂木:どういうことですか(笑)?
RYO-Z:だから、皆、口を尖らせたりとか、睨んだりとか、「“顔力”が結構重要だね」と言いながら、僕らも変な写真を撮っていましたけど。
茂木:これ、重要ですね。HIP HOPの5大要素、5番目が、“キメ顔”。
RYO-Z:フィフス・エレメントはキメ顔ですね。
だから、昔も今もですけど、HIP HOPの人は皆頑張ってジャケット写真をすごく作り込んでいるな、と思ったりもします。
あとは、TERIYAKI BOYZというユニットを組んでいるんですけど、その中に『5TH ELEMENT』という曲があって、「5番目の要素は何か?」と言うと、それはいわゆる「和」なんです。「和を以て調和するということが、HIP HOPだよね」ということだったりもするから。

茂木:今すごく感動ました。世界的には、HIP HOPと言うとニューヨークという感じがするんですけど…。
RYO-Z:もちろん、発祥はニューヨークです。
茂木:だけど、HIP HOPが日本に入ってきてから独自の進化を遂げている感じがしています。
RYO-Z:日本人はやっぱり工夫がうまいですから。
茂木:ひょっとして、それが「和」なんでしょうか。
RYO-Z:そうかもしれないですし。やっぱりすごく調和を重んじる日本の文化の流れの中に、また独特の進化を遂げているなと思いますね。
今、若い子のラップの上手さは、もう例えようがないぐらい皆めちゃくちゃ上手いんですよね。この間も、ありがたいことに若い人たちのイベントに呼んでもらって僕の出番もいただいたんですけど、もう本当に、僕らも若者に影響を受けています。
茂木:逆に、RIP SLYMEが与えている影響も圧倒的だと思うんですけど。
RYO-Z:その地盤というのは、僕らも先輩から受け継いだものですし。先週も言いましたけど、僕らがやる頃には、もうRHYMESTERもスチャダラパーもいらっしゃって、体系化されているんですよ。その上で、「どうやってこの人たちとは違うように面白くするか」をやっているわけだから、おもしろ合戦なんですけど。それが今の若い子達は、より顕著に、いろんなものに根を張って、ものすごくいっぱいの独特の進化を遂げているのが面白いですね。
茂木:再集結してから出された新曲の『どON』なんですが、このMVは皆さんが交通整理をされているものでしたね。あれを見ていてもそうなんですけど、本当に「和」なんですよね。誰が目立つとか、誰がかっこいいとか、そう言うのではなくて。

RYO-Z:そうですね。
茂木:それが、やっぱりRIP SLYMEはすごいなと思いました。
RYO-Z:僕らもツナギのイメージがあるグループだと思うんですけど、あれも普通にアメリカのライブイベントを見ていて、A Tribe Called QuestというグループのQティップが紺のツナギを着ているのが格好良くて、「あ、これいいじゃん。これでライブに出よう」と言って、5人なのでユニフォームみたいな感じで揃って、「いいじゃん。これならコスチュームもう悩まなくていいね」と(笑)。それがグループ感とか、ユニティと言うか、そういうムードを作ったんだな、と思っています。
だから、言葉で言わずもがな、ワーワーキャーキャーやっていても、チームだというふうに見てもらえる、というのが、確かに「和」な感じなのかもしれない、というのはあります。

──RIP SLYME RYO-Zさんの『夢・挑戦』
茂木:この番組のテーマは『夢と挑戦』なんですが、今後の夢や挑戦したいこと、そして改めて、音楽を通してRYO-Zさんたちが伝え続けているものというのは、何でしょうか。
RYO-Z:何でしょうね? 僕らは、いろんなものを楽しむ姿勢の中に音楽があったな、と思っています。お仕事にせよ、趣味や他のいろんな活動、行動にせよ、楽しみながらやるのがいいなと思いながらやらせてもらっています。
まぁでも、表現とかいろんなことに挑戦したいですけどね。前の会社に俳優の先輩とかがいて、ワークショップなんかにも誘ってもらって、うちのFUMIYAくんとワークショップをやらせてもらったんですけど、そうすると、教えることもものすごく楽しくて。「教えることが学ぶこと」という言葉も聞いたことがありますけど、僕らも教えなきゃいけない時に学び直すんですよ。「HIP HOPはこの年から始まって、ニューヨークのどこそこで…」みたいなことをちゃんと教えなきゃいけないから。
茂木:僕の手元の情報によると、RYO-Zさんは、かつて学校の先生になりたかった、と。
RYO-Z:そうなんですよ。夢は学校の先生だったんですよね。
茂木:これからはそういう機会も増えそうですね。
RYO-Z:そうですね。あと、挑戦したい色んなことの1つとしては、僕は演劇部だったので、お芝居もすごい好きなんです。ずっと映画を観ていればもう僕はそれだけでいいぐらい、映画とかドラマとかも大好きなので、ラップ以外の表現なんかも試みたいな、と思うのと…。やっぱりエデュケーション。何かを誰かに伝えていく、ということを、これからは挑戦してみたいなと思います。

●RIP SLYME オフィシャルサイト
●RIP SLYME Official X (@ripslyme_com) / 公式アカウント
●RIP SLYME Warner公式サイト
RIP SLYMEは、1994年に結成された、HIP HOPグループです。
2001年に、『STEPPER'S DELIGHT』でメジャーデビュー。
斬新なアイディアのビートと、個性あふれるMCたちのマイクリレーで、独自のHIP HOPを鳴らし続け、数々のヒット曲を生み出してきました。
2ndアルバム『TOKYO CLASSIC』は、ミリオンヒットを記録し、日本のHIP HOPアーティストとしては、史上初となる日本武道館での単独公演や、5万人規模の野外ライブなど、数多くの実績を残しています。
その後、活動休止やメンバーの脱退を経て、2022年からは、RYO-Zさん、ILMARIさん、FUMIYAさんの3人体制で活動。
そして2025年4月から、PESさんとSUさんがメンバーに復帰し、再び、“4MC+1DJ”という編成での活動がスタート。
楽曲のリリースや全国の大型フェスへの出演をはじめ、他のアーティストとのコラボレーション、そしてソロ活動と、幅広く、精力的に活動を続けていらっしゃいます。

──5番目の要素
茂木:RYO-Zさん。日本では、HIP HOPダンスが小・中学校で必修になっているなど、HIP HOPが我々の中に入ってきていますよね。RYO-Zさんに改めて聞いてみたいんですが、HIP HOPとは何なんででしょうか。
RYO-Z:一言で言うのはなかなか難しいんですが、HIP HOPは、一応、文化、カルチャーの言葉なんです。音楽のジャンルと言うよりは、ダンスもあって、アートもあって、DJ'ing…DJがいて、あとはRapping(ラップ)。この4つが基本の4大要素なんです。
でも僕らは5番目の要素として、“顔”というのがあって(笑)。“キメ顔”という5番目の要素が(笑)。
茂木:どういうことですか(笑)?
RYO-Z:だから、皆、口を尖らせたりとか、睨んだりとか、「“顔力”が結構重要だね」と言いながら、僕らも変な写真を撮っていましたけど。
茂木:これ、重要ですね。HIP HOPの5大要素、5番目が、“キメ顔”。
RYO-Z:フィフス・エレメントはキメ顔ですね。
だから、昔も今もですけど、HIP HOPの人は皆頑張ってジャケット写真をすごく作り込んでいるな、と思ったりもします。
あとは、TERIYAKI BOYZというユニットを組んでいるんですけど、その中に『5TH ELEMENT』という曲があって、「5番目の要素は何か?」と言うと、それはいわゆる「和」なんです。「和を以て調和するということが、HIP HOPだよね」ということだったりもするから。

茂木:今すごく感動ました。世界的には、HIP HOPと言うとニューヨークという感じがするんですけど…。
RYO-Z:もちろん、発祥はニューヨークです。
茂木:だけど、HIP HOPが日本に入ってきてから独自の進化を遂げている感じがしています。
RYO-Z:日本人はやっぱり工夫がうまいですから。
茂木:ひょっとして、それが「和」なんでしょうか。
RYO-Z:そうかもしれないですし。やっぱりすごく調和を重んじる日本の文化の流れの中に、また独特の進化を遂げているなと思いますね。
今、若い子のラップの上手さは、もう例えようがないぐらい皆めちゃくちゃ上手いんですよね。この間も、ありがたいことに若い人たちのイベントに呼んでもらって僕の出番もいただいたんですけど、もう本当に、僕らも若者に影響を受けています。
茂木:逆に、RIP SLYMEが与えている影響も圧倒的だと思うんですけど。
RYO-Z:その地盤というのは、僕らも先輩から受け継いだものですし。先週も言いましたけど、僕らがやる頃には、もうRHYMESTERもスチャダラパーもいらっしゃって、体系化されているんですよ。その上で、「どうやってこの人たちとは違うように面白くするか」をやっているわけだから、おもしろ合戦なんですけど。それが今の若い子達は、より顕著に、いろんなものに根を張って、ものすごくいっぱいの独特の進化を遂げているのが面白いですね。
茂木:再集結してから出された新曲の『どON』なんですが、このMVは皆さんが交通整理をされているものでしたね。あれを見ていてもそうなんですけど、本当に「和」なんですよね。誰が目立つとか、誰がかっこいいとか、そう言うのではなくて。

RYO-Z:そうですね。
茂木:それが、やっぱりRIP SLYMEはすごいなと思いました。
RYO-Z:僕らもツナギのイメージがあるグループだと思うんですけど、あれも普通にアメリカのライブイベントを見ていて、A Tribe Called QuestというグループのQティップが紺のツナギを着ているのが格好良くて、「あ、これいいじゃん。これでライブに出よう」と言って、5人なのでユニフォームみたいな感じで揃って、「いいじゃん。これならコスチュームもう悩まなくていいね」と(笑)。それがグループ感とか、ユニティと言うか、そういうムードを作ったんだな、と思っています。
だから、言葉で言わずもがな、ワーワーキャーキャーやっていても、チームだというふうに見てもらえる、というのが、確かに「和」な感じなのかもしれない、というのはあります。

──RIP SLYME RYO-Zさんの『夢・挑戦』
茂木:この番組のテーマは『夢と挑戦』なんですが、今後の夢や挑戦したいこと、そして改めて、音楽を通してRYO-Zさんたちが伝え続けているものというのは、何でしょうか。
RYO-Z:何でしょうね? 僕らは、いろんなものを楽しむ姿勢の中に音楽があったな、と思っています。お仕事にせよ、趣味や他のいろんな活動、行動にせよ、楽しみながらやるのがいいなと思いながらやらせてもらっています。
まぁでも、表現とかいろんなことに挑戦したいですけどね。前の会社に俳優の先輩とかがいて、ワークショップなんかにも誘ってもらって、うちのFUMIYAくんとワークショップをやらせてもらったんですけど、そうすると、教えることもものすごく楽しくて。「教えることが学ぶこと」という言葉も聞いたことがありますけど、僕らも教えなきゃいけない時に学び直すんですよ。「HIP HOPはこの年から始まって、ニューヨークのどこそこで…」みたいなことをちゃんと教えなきゃいけないから。
茂木:僕の手元の情報によると、RYO-Zさんは、かつて学校の先生になりたかった、と。
RYO-Z:そうなんですよ。夢は学校の先生だったんですよね。
茂木:これからはそういう機会も増えそうですね。
RYO-Z:そうですね。あと、挑戦したい色んなことの1つとしては、僕は演劇部だったので、お芝居もすごい好きなんです。ずっと映画を観ていればもう僕はそれだけでいいぐらい、映画とかドラマとかも大好きなので、ラップ以外の表現なんかも試みたいな、と思うのと…。やっぱりエデュケーション。何かを誰かに伝えていく、ということを、これからは挑戦してみたいなと思います。

●RIP SLYME オフィシャルサイト
●RIP SLYME Official X (@ripslyme_com) / 公式アカウント
●RIP SLYME Warner公式サイト










