2月18日(日)の放送では、前回に引き続き、喫茶店愛好家の難波里奈(なんば・りな)さんをゲストに迎えて、良い喫茶店の見極め方や内装の素晴らしいお店などについて語っていただきました。
(左から)ホラン千秋、難波里奈さん
前回の放送では、独自の喫茶店の楽しみ方、奥深さを教えてくれた難波さん。まず今回は、オススメの穴場喫茶店を聞いてみると、兵庫県西脇市にある「喫茶リラ」をチョイスします。
こちらは、難波さんの喫茶友達でコラムニストの能町みね子さんも絶賛するお店で「昔ながらの喫茶店(の雰囲気)が良い状態のまま残っています。(店内は)天井からマスター自作のひょうたんが、いっぱいぶら下がっているんです」と説明すると、「どういうこと!?」と驚きの声をあげるホラン。
難波さんいわく、ひょうたんはインテリアとして大量にぶら下げられているそうで、ほかにも年季の入った味わい深い手書きのメニューがあり、マスターの都合次第で提供できるメニューが変わることもあるそうで、「そういう緩やかさ、ルールのなさ、みたいなものも“喫茶店あるある”で良いなと思います」と語ります。
続いて“良い喫茶店を見極めるポイント”について伺うと、難波さんは「新しいお店もいいんですけど、古いお店でも愛着を持ってきれいにされていたり、外観を見たときに“大事にしているな”って感じるお店は、店内に入ったら良い気分になって帰れることが多いですね。年代を重ねて古くなっているけど、お店がないがしろにされていない感じが見受けられると、掃除が行き届いていなくても“ここに来てよかったな”って思います」と熱弁。
さらに、良いお店のポイントはもう1つあると言い、「来たお客さんに対して、マスターが温かい感じで接してくれていると、やっぱりうれしい気持ちになりますよね」と言います。
そこで、難波さんオススメのマスターを聞いてみると、「最近よくお話するようになって“この方はすごいな!”って思ったのは、東京タワーの下あたりにある『横濱屋』のマスターですね」と声を大にします。
なんでも、こちらのマスターはYouTubeでお悩み相談をおこなっており、お店に行き、悩みをメモして置いていくと、後日その悩みについてアドバイスをくれるそうで、それを聞いたホランは「そのYouTubeは絶対に観ます!」と興味津々の様子でした。
最後に、ホランが「今までで“ここの内装が素敵だったな”って感じたお店はありますか?」と質問。すると難波さんは、まず熊本県熊本市にあった喫茶店「純喫茶シグナル」を挙げます。
「今はもう閉店してしまって、ここには1回しか行けていないんですけど、ずっと忘れられないですね。(お店が)地下にあるので、陽が当たったりしないはずなのに、森のなかで見るような光を感じられたり、イスの形も美術館とかに置いてあるようなモダンなデザインで、いまだに夢に見るくらい好きだったお店です」と名残惜しそうに語ります。
一方、現存しているお店では、愛媛県松山市にある「珈琲館 乃亜」を紹介。「内装は茶色で統一されたクラシカルな感じで、イスの背もたれなどもすごく凝っていますし、カーテンやコーヒーカップなど全部マダムのセンスで選ばれていて、すごく素敵です!」と絶賛していました。
2週に渡って喫茶店の魅力をたっぷり伺ったホランは、「喫茶店って、常連の人が行っているのかなとか、ハードルが高いかもとか思っていたんですけど、気軽に立ち寄っても良いんだなっていうことが分かりました。今年はぜひチャレンジしてみようと思います!」と意気込んでいました。