10月1日(日)の放送では、前回に引き続き、サイエンスエンターテイナーの五十嵐美樹(いがらし・みき)さんが登場。今回は、国内外の注目したい科学館や、五十嵐さんの将来の夢について語っていただきました。
(左から)ホラン千秋、五十嵐美樹さん
科学実験教室やサイエンスショーを全国各地で主催すると同時に講師をつとめ、お客さんからは“みき先生”というニックネームで親しまれている五十嵐さん。前回の放送、お気に入りの科学館として、世界で2番目の規模を誇るプラネタリウムがある「愛媛県総合科学博物館」を挙げてくれましたが、今回は東京都内のオススメ科学館を紹介。
「都会のど真ん中で科学を体験できる施設です!」と1つ目に紹介したのが、港区・虎ノ門にある「港区立みなと科学館」です。こちらは2020年6月にオープンしたばかりとあってとてもきれいで、「科学館って親子で行くイメージがあると思うんですけど、プラネタリウムもあるので、デートとして行くのもいいんじゃないかなと思います。(好きな人を)誘って一緒に科学館を楽しむのはいかがでしょうか?」とオススメします。
また「ここはもう王道なので本当に行ってください!」と太鼓判を押すほどのオススメ施設として挙げたのが、江東区・青海にある「日本科学未来館-Miraikan-」です。
五十嵐さんは、「ここは面白い企画展をおこなっているのが特徴です。例えば、先月までは『NEO 月でくらす展 〜宇宙開発は、月面移住の新時代へ!〜』という“月に行ったらどういう生活になるのか”ということが分かる企画展をやっていました。私は自分の研究室のゼミ生を連れて一緒に行ったんですけど、本当に楽しかったです!」と絶賛。ホランも取材で行ったことがあるそうで「とても大きいですよね!」と印象を語ります。
企画展もさることながら常設展示も充実しており、さらには、7年ぶりに常設展示の大リニューアルをおこない、11月22日(水)から新たな展示も加わるそうで「過去に行ったことがある方も、この機会にもう1度行ってみてください! 都内からも行きやすいですし、いい経験になると思います」と話します。
五十嵐さんは、日本のみならず海外の科学館にも足を運んでおり、なかでもドイツ・ベルリンにある「Futurium」(フトゥーリアム)を激推しします。「科学館なんですけど、見た目はまるで美術館のような美しい建物で、ドイツの街並みにもマッチしていて……とにかくかっこいい!」と声を弾ませると、外観の画像を見たホランも「かっこいい! 本当に美術館みたい!」と驚きます。
しかも、なんと入場料が無料だそうで、「科学にアクセスしやすい環境ができているんですよね、そこに感動しました」と言います。
施設内もこだわりがたっぷりで、昨今話題の“STEAM(Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学))を体現している作品が多数展示されているそうです。
世界中の科学館を巡ってきた五十嵐さんですが、将来的に“自分の科学館を作りたい”という夢があるそうで、「今は研究室が科学館みたいな感じなんですけど、いつかは感情が動くような科学を体験できる場所を作りたい」と語ります。
さらに、五十嵐さんの一番の思いとして「科学に関心のない人に科学の魅力を届けたい。その日、たまたま出会った人に(実験を見せて)“科学は面白い”という体験を届けたい」とも話していました。