12月4日(日)の放送では、前回に引き続き、絶景プロデューサーの詩歩(しほ)さんをゲストに迎え、冬におすすめの“絶景スポット”を教えていただきました。
(左から)ホラン千秋、詩歩さん
前回の放送で、北海道のおすすめ絶景スポット「しかりべつ湖コタン」を紹介してくれた詩歩さん。今回は別のエリアの絶景スポットを紹介してくれました!
まず挙げたのは、富山県の「五箇山(ごかやま)合掌造り集落」。合掌造りというと、世界遺産に登録されている岐阜県・白川郷の合掌造り集落が広く知られていますが、「富山県にも、世界遺産に登録されている合掌造り集落があります。とても雪深いところにあるので、白川郷と同じように雪の積もった合掌造り集落の景色を見ることができます」と説明。
詩歩さんが撮影した五箇山合掌造り集落の写真を見たホランは、あまりの美しさに「海外に行くとあるような、絶景のポストカードみたい!」と声を上げます。また、雪が降り積もる時期は、夜になるとライトアップされるため、「照らされた雪の明かりもすごく美しく見ることができますし、五箇山は、白川郷に比べたら、まだ知られていない場所なので、静かに楽しむことができる」と言います。
さらに、五箇山の集落のなかには宿泊できる合掌造りも。詩歩さんは、今年の紅葉シーズンに実際に泊まってきたそうで、「まるで『まんが日本昔ばなし』のような世界。囲炉裏で焼いた川魚を食べたり、夜に外に出ると、満天の星空が楽しめました。また、雪の時期に行くと、雪は音を吸収するので、本当の意味での“静寂の世界”を楽しむことができます。雪景色に静かに浸りたいという人は(五箇山の合掌造り集落には)2つの集落があるので、ぜひ巡ってみてほしい」と絶賛します。
次に詩歩さんが紹介したのは、沖縄県・西表島にある「マヤグスクの滝」。
沖縄のスポットなのに、なぜ冬におすすめなのかというと、「『マヤグスクの滝』は、ジャングルのなかを片道約3時間歩かないとたどり着けない“秘境中の秘境”と呼ばれるような場所にあるので、夏だと熱中症になってしまいます。ですから、ツアー会社も11月〜4月ぐらいまでしかツアーを開催していないところも多いです」と説明します。
また、冬に沖縄を訪れる良さとして、もう1つ挙げたのは“虫が少ない”こと。詩歩さん自身が蚊に刺されやすい体質だそうで、「夏に海辺のカフェとかに行っても、虫が気になって“ゆっくりできない……”ってなってしまうんですけど、冬はほとんど虫がいないので、本当の意味でリラックスできます。“冬の沖縄の良さ”をもっと広めていきたい」と話します。
詩歩さんいわく、“絶景好き”の人たちのなかで最近話題になっているのが「夏に行く“スキー場”」。例えば、長野県の白馬岩岳にある「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR(ハクバ マウンテンハーバー)」は、白馬の山々が目の前に広がる大パノラマの絶景を楽しめるテラスがあり、「(絶景を見ながら)カフェでゆっくりと時間を過ごすことができます。最近は、冬のスキーシーズンの来場者よりも、夏のほうが多いぐらい流行っている」と言います。また、ここがスキーシーズン以外に集客する成功事例となり、「絶景の場所にテラスを作るところが増えている」と解説。
ちなみに詩歩さんは、季節ごとに6回ぐらい訪れたことがあるそうで、「そのときに撮った写真をつなぎ合わせてInstagramとTikTokにアップしているんですけど、季節によってまったく景色が変わるので、何回行っても感動しますし、楽しめる場所です」と力説していました。