2022/07/03

「“カピバラ88頭”が一気に集まってくる迫力が面白い」“カピバラ写真家”がおすすめする「動物園」とは?

DDP編集部

7月3日(日)の放送では、前回に引き続き、カピバラ写真家の渡辺克仁(わたなべ・かつひと)さんをゲストに迎え、カピバラを見るおすすめスポット4つを紹介していただきました。

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(左から)ホラン千秋、渡辺克仁さん

カピバラ露天風呂の元祖

カピバラを見るおすすめスポットとして、渡辺さんがまず挙げたのは、静岡県の「伊豆シャボテン動物公園」。ここは、渡辺さんが前回も紹介した通り、1982年にカピバラ露天風呂を始めた元祖が「伊豆シャボテン動物公園」と言われています。

渡辺さんは開口一番「夏は“ここしかない!”というぐらい見頃」と声を大にします。というのも、今春にカピバラの赤ちゃんが15頭も生まれ、合計40頭の大所帯となり、「カピバラが40頭となるのは『伊豆シャボテン動物公園』始まって以来の頭数で、迫力がすごい!」と太鼓判を押します。

渡辺さんによると、カピバラはみんなで赤ちゃんを育てる動物で「自分の子どもじゃなくても授乳をしますし、赤ちゃんが危険なところに行きそうになると、自分の子どもじゃなくても“危ないよ”って鼻を出して制するんです。その辺が昔の日本というか、下町というか、みんなで子どもを見守る姿を見ていて“ネズミなのにやるじゃん!”って(笑)」と語ります。

また、ここでは約1,500種類のサボテンと140種類の動物と触れ合うことができるほか、園内の中央には池があり、ボートに乗って大小9つの島と沿岸を巡りながら動物たちを観察することができる「アニマルボートツアーズ」もおすすめだそう。

「案内役として一緒に乗船する船頭が動物の飼育担当だったり、植物・サボテンの担当だったり、ときには園長も乗ることもあったりして、(乗る度に)いろいろな話が聞けるんです」と渡辺さん。もちろん、水辺でたたずむカピバラを見ることもでき、「まさに

野生(の暮らし)と変わらないというか、野生に似た環境で動物たちを見ることができるのでおすすめ」と話します。

リニューアルオープンで、見どころ満載!

次に、紹介したのは千葉県の「市原ぞうの国・サユリワールド/アニマルワンダーリゾウト」。ここは、国内最多のゾウがくらす「市原ぞうの国」と、姉妹園「サユリワールド」の2つのエリアからなるリゾート型動物園「ANIMAL WONDER REZOURT」として、2021年3月に大規模リニューアルオープンしたばかり。

特に「サユリワールド」エリアは「本当にだだっ広い庭に、いろいろな種類の動物を混合飼育しています。カピバラも、ニワトリやウサギ、シカなどと一緒に過ごしています。なので、ここはちょっと上級者向けですね。動物との触れ合うのが苦手な人や動物が怖いお子さん連れの方は、まずは柵のある『市原ぞうの国』で練習していただいて、慣れてきたら『サユリワールド』のほうに行かれるのがいいと思います」と渡辺さん。

ちなみに、「市原ぞうの国」エリアでは、本格的なタイ料理が楽しめるほか、ゾウのシンボルマークでおなじみの「ドムドムハンバーガー」が動物園に初出店しており、「動物園というと、お昼はカレーライスとうどんしかないイメージですけど、ここはそんなことはないですから(笑)。お昼も安心」と話しました。

完全バリアフリーなど設備面も充実

続いておすすめしたのは、兵庫県の「神戸どうぶつ王国」。ここは、全天候型対応施設の花と人と動物のふれあい共生パークで、「カピバラは、カメとマーラと一緒に暮らしていて、そのほかにもいろいろな動物がいます」と説明します。

そのほか、ハシビロコウやコビトカバ、“砂漠の妖精”と言われるグンディなどの珍しい動物もいて、「グンディは、きなこ餅を大きくしたような見た目でかわいい。しかも、5月20日と5月26日に赤ちゃんが生まれたばかりなので、おすすめです」とのプチ情報も。

そして、神戸新交通ポートアイランド線の計算科学センター(神戸どうぶつ王国・「富岳」前)駅を降りてすぐというアクセスの良さや、全天候型対応施設であることもポイントです。「半分以上に屋根がついていて、クーラーが効いていますし、動物園というと山あり谷ありなところが多いのですが、ここは完全バリアフリーなので、特にベビーカーの方や車いすの方、お年寄りの方にもおすすめです。勾配がないので、1日中歩いても疲れない」と太鼓判を押します。

また、バイキングレストラン「フラワーフォレスト」では、その名の通りバイキングを楽しむことができ、「もしデートで行くのなら、彼氏・彼女の(料理を)取る雰囲気を見て、どんな人なのかを判断したり、(動物との)触れ合いもできるので、その辺もチェックポイントですよ(笑)」と話す渡辺さんに、ホランが「(デートで)そんなところを見られるのは怖いな〜。動物を見に来ただけなのに、自分も見られているという(苦笑)。動物園の使い方が玄人すぎますよ(笑)。でも確かに、バイキングや動物との接し方って人間性が出ますもんね」と話し、笑い合う一幕も。

そしてもちろん、カピバラとも触れ合うことができ、「飼育員の方が(常駐で)いるので、触れ合い方やカピバラについての質問がしやすい。なので、初心者やお子さん連れであれば、カピバラと触れ合うベストな方法が聞けるのでおすすめです」と補足しました。

カピバラの飼育数“日本一”

最後に挙げたおすすめスポットは、徳島県の「とくしま動物園」。ここは、「カピバラにとって“日本一”が2つある」と渡辺さん。

1つは“放飼場が日本で一番大きい”。そして、2つ目は“飼育頭数”です。「5月時点では88頭もいて(施設も)3棟あります。また、園内に大きな川が流れていたり、池があったりして、今の時期だとそこで泳ぐ姿が見れます。あとは、隣接するレストランのテラス席から、カピバラを一望できるんです!“カピバラ喫茶”じゃないですけど、88頭のカピバラを見ながらお茶をしてご飯が食べられる」とポイントを語ります。

そして、「行くのであれば“13〜14時、15〜16時”がいい。その時間帯に飼育員さんがカピバラにエサを与えるため、88頭が(エサを食べに)一気に集まってくるので、迫力があって面白いですよ!」とおすすめしていました。


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