5月22日(日)の放送では、前回に引き続き、あんこをこよなく愛するブログ「週刊あんこ」編集長のさとう祐介さんをゲストに迎え、おすすめの和菓子を教えていただきました。
(左から)ホラン千秋、さとう祐介さん
先週に引き続き、“あんこ好き”のさとうさんオススメの和菓子が登場! 今回は東京「向島 志”満ん草餅(むこうじま じまんくさもち)」の草餅(あん入り)をいただくことに。ここは1869(明治2)年の創業で、「すごいのは、よもぎが全部手摘みというところ。特に若い芽を選別していて餅も自家製。こしあんも北海道十勝産の小豆を使った自家製で無添加です」とさとうさん。
さっそく草餅を手に取ったホランは「よもぎのいい香り♪」と声を弾ませます。そして、ひと口頬張ると「ん〜、おいしい! もっちもちでよもぎの香りが“ぶわっ!”とそよ風が吹きますね。こしあんもなめらかで、よもぎの香りを邪魔しないちょうどいい塩梅の甘さ。最高です!」とご満悦。
さらには「もちもち具合がちょうどいい。やわらかすぎず、噛んだときにちゃんと弾力があるんだけど歯切れがいい。これはおいしすぎる……うんまっ! よもぎの香りがなんとも言えない」と大絶賛でした!
“和菓子の三大聖地”と言われている地域があり、それが京都、金沢(石川県)、松江(島根県)だそうですが、そのなかでも「京都は別格」とさとうさん。「上生菓子の世界と饅頭屋が上から下まですごいものがたくさんある。しかも、歴史があって奥が深い」とその理由を語ります。
京都にある和菓子のお店を挙げていただいただけでも、今宮神社名物のあぶり餅、京都で創業した老舗和菓子屋「とらや」、「今西軒(いまにしけん)」のおはぎ、「出町(でまち)ふたば」の豆大福など、まさに和菓子の宝庫で「京都はあんこの森」と笑顔をのぞかせます。
そんななか、さとうさんがまだ味わったことがなく、ぜひとも食べてみたい逸品として挙げたのは、京都「御ちまき司 川端道喜(おんちまきし かわばたどうき)」のちまき。いくつか種類のあるちまきのなかでも「吉野葛のなかにあんこが入ったちまきを食べたことがなくて……お店に行ったんですけど、売り切れで買えなかったので、これは食べてみたい!」と話します。
また、リスナーにぜひ知ってもらいたい和菓子を2つ紹介。まずは、名古屋「筒井松月(つついしょうげつ)」のあやめ団子。「見た目の派手さはないんだけど、いざ食べてみたら餅のやわらかさがすごくて、こしあんがおいしい。素晴らしかった」とオススメします。
さらには、「京都、金沢、松江が“和菓子の三大聖地”と言いましたけど、名古屋もすごい“あんこの聖地”だと思います。歩いてみると分かりますが、いい和菓子屋さん、歴史のある和菓子屋さん、新しい和菓子屋さんが多い」と言います。
そして、もう1つは大阪「菊壽堂義信(きくじゅどうよしのぶ)」の高麗餅。「ここの高麗餅は、大納言小豆のつぶあん、こしあん、備中白小豆(びっちゅうしろあずき)という最高峰の小豆を使ったあんこ。さらに白ごまを使ったあんこ、抹茶あんの5種類を食べ比べることができるんです。あんこ好きにとってはたまらない」とオススメしていました。