2月6日(日)の放送では、前回に引き続き、お笑いタレントのスギちゃんをゲストに迎え、心に残っている温泉とこれから行ってみたい温泉を紹介していただきました。
(左から)ホラン千秋、スギちゃん
全国各地の温泉を巡る冠旅番組で数多くの温泉ロケをこなし、「カリスマ温泉ソムリエ」の資格を取得している温泉通のスギちゃんが“心に残っている温泉”としてまず挙げたのは、栃木県日光市にある「日光 奥鬼怒温泉 秘湯の宿 八丁の湯」です。
ここは、「お宿のなかに3つの混浴露天風呂があって、石段で上っていきます(※女性専用の滝見露天風呂もあり)。一番下にある雪見の湯は、雪と素敵な景色を見ながら入れますし、そこから上ったところにある滝見の湯の湯船の目の前には滝があり、(さらに上った)石楠花の湯からは渓谷が見下ろせて最高の眺め! こんなに景色の変わる露天風呂は初めてで、今までにない露天風呂感だなと思った」と印象を語ります。
神秘の森に囲まれたロケーションは“関東最後の秘湯”と称され、「行くのが大変なので、ちょっと尻込みしちゃうところもあるかもしれないけど、行き着いた先はとにかく素晴らしい場所なので、ぜひ!」とおすすめします。
2つ目に挙げたのは、群馬県吾妻郡中之条町にある「尻焼温泉」。ここは、その名の通り川底から源泉が湧出していて、“座って浸かるとお尻が焼かれる”ということが名前の由来です。川の一部分が温泉になっているため、もちろん屋外にあります。大自然が広がる大露天風呂とあって、「脱衣場があり、みなさん水着を着用している方もいれば、そのままの方もいらっしゃる」と話します。
また、スギちゃんがいつか行ってみたい温泉として挙げたのは“日本一の星空が見られる村”として名高い、長野県下伊那郡阿智村にある「南信州昼神温泉郷 ユルイの宿 恵山」です。
阿智村にはイベント出演で訪れたことがあり、星空は見たことがあるものの、ここの温泉は未体験だというスギちゃん。「囲炉裏料理やワイルドな岩風呂があって、ここは行ってみたい。(イベントで訪れたときには)真冬の寒いなかで星空を眺めていたんですけど、“温泉に浸かりながら見られたら最高だなぁ”と思っていたら、この温泉があったので“行ってみたいな”と。ここの星空は忘れられないほどめちゃくちゃきれいでした。そのときは仕事だったので、家族で行ってみたい」と、その理由を語ってくれました。
また、カリスマ温泉ソムリエのスギちゃんからは、「そもそも、温泉が自然に湧き出るなんて素晴らしいことはない」と話します。湧き出た温泉が冷鉱泉(25℃未満)だった場合、適温にするためのガスや薪ボイラーなどに膨大な燃料費がかかるし、熱すぎて水を足せばせっかくの泉質が弱まってしまいます。なかには、長い距離の管を渡らせて自然に冷ますようにしている宿もあり、どちらも「めちゃくちゃ大変」と声を大にします。
それだけに、「適温で湧き出ているお宿ほど、最高なことはない。あと、お宿の温泉の泉質表を見ると温泉温度が書いてあるので、(温泉温度が)めちゃくちゃ冷たかったり熱かったりしたら、お宿の人に相当感謝して入ったほうがいい。(適温にするのは)ものすごく大変な作業なので、お礼を言わずに帰るのは失礼だと思うようになった」としみじみと語ると、そんな裏側の苦労を知ったホランは、「私たちが入るために、ちょうどいい湯加減にしてくださって……とても手間ひまがかかるんですね」と感じ入っていました。