このところご飯もののテーマが続いていたDrive Discovery PRESSですが、美味しいものの話題と共によく旅についても話し合うDDP編集部。これまで全国各地に出かけてきた副編集長の地元ネタの多さにはいつも脱帽してばかりですが、そんなDDP編集部が「マニアの中のマニア!」と感じた「トンネルマニア」ことトンネル探究家でトンネル・ツーリズムプランナーの花田欣也さんをお迎えしての収録では、次から次へと様々なトンネルの話が飛び出しました。
(左から)ホラン千秋、花田欣也さん
もともとは鉄道マニアでJR全線制覇しているという花田さんですが、トンネルに関しては、鉄道より時間に縛られずに行かれるのが良いところなのだとか。鉄道の場合は時刻表で動かなければならないところ、トンネルは、好きなルートで、好きな時期に楽しめると言います。ですが、明治のトンネルの中には120年以上経っているものもあるので、花田さんは、「いつまでもあると思うなトンネルは!」というぐらいに思って臨んでいるんだとか。修繕も大変というレンガのトンネル。草刈りや補修などをNPOがやっている場合もあるそうですが、中に入れるのが時期限定のものもあったりするそう。また、自然が厳しいところにあるものが多いので、自然災害で通れなくなる場合も!
そんなトンネルの構造には様々な名称があるようですが、アーチの頂点の部分にあるのが「要石」。ここには、昔は年号が刻まれていたりと、まさにトンネルの顔とも言える場所。
他にも、ギザギザの模様をつけるなど、レンガの積み方にもこだわりがあり、先日の放送でもご紹介した正面(ポータル)の装飾は、唯一人目に触れる部分なので、その設計者の心意気が感じられる場所なのだとか。
碓氷峠旧線6号トンネルのウイング(翼壁)
碓氷峠旧線6号トンネルの横坑(煤煙対策)
旧北陸線トンネル群小刀根(ことね)トンネル
⇒現存日本最古の鉄道トンネル(年号入りは珍しい)
実際にトンネルを訪れる際には、このトンネルの「顔」でお気に入りを見つけてみると良いかもしれませんよ!
天夢人から発行となっている花田さんの本「鉄道廃線トンネルの世界」もぜひチェックを!
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