10月3日(日)の放送では、前回に引き続き、“滝ガール”こと坂崎絢子(さかざき・あやこ)さんをゲストに迎え、滝の魅力についてたっぷりと語っていただきました。
(左から)ホラン千秋、坂崎絢子さん
秋のシーズンにおすすめの滝として、坂崎さんがまず挙げたのは、茨城県にある袋田(ふくろだ)の滝。ここは日本三名瀑の1つで、四段に流れ落ちることから、別名・四度の滝とも言われていて、「四季折々、いつ訪ねてもすごく美しい。なかでも秋は彩り鮮やかで、紅葉やまわりの景色とのコントラストがとても素晴らしい」と絶賛します。
高さ約120mとスケールも大きく、「(紅葉で)山が紅い景色のなかで白い滝が流れている感じなので、紅と白のコントラストはなかなか観られない」と、ここならではのポイントも。ちなみに、袋田の滝の紅葉の見頃は、例年11月上旬〜11月中旬だそうです。
続いてのおすすめは、三重県の赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)。ここはその名の通り、滝の数が多いのが特徴です。ハイキングコースを歩いていくといろいろな種類の滝が見られるため、「紅葉を楽しみながら、その個性を味わえる」と話します。
坂崎さんいわく、フォトジェニックな場所がたくさんあるため、紅葉の季節はより楽しめるそう。また、赤目四十八滝では忍者修行体験や滝行体験も楽しむことができます。紅葉の見頃は、11月上旬〜11月下旬までです。
坂崎さんイチオシの滝は、静岡県にある白糸(しらいと)の滝。“白糸の滝”という名称の滝は全国にたくさんあるものの、ここは富士山の麓の雄大な滝として有名です。幅はおよそ150mあり、湾曲した断崖からエメラルドグリーンに輝く滝壺へと大小数百の滝が落ちていきます。
そんな滝について、「ここは富士山に降った雪が湧き水となって滝になっているので、“生まれたての水”という感じで本当に水が綺麗。また、富士山の雪解け水が滝となって涌き出すまでに約30年かかると言われていて、“いま見ている滝は30年前の雪なんだ”と思うと、すごくロマンがある。地球規模の大きなサイクルのようなものを水から感じられて、私はそれがすごく好きです」と熱弁。坂崎さんによると、晴れている日の昼間に行くと「虹がかかるので、それもすごく美しい」と太鼓判を押します。
あらためて、坂崎さんは「日本は滝王国なんです。狭い国土のなかにたくさんの滝があって、滝の種類も豊富。いろいろなタイプの滝が見られるところは、世界を探しても日本が唯一無二だなと思う。滝を見に行ったことがある方はたくさんいると思いますけど、滝をじっくり鑑賞したり、滝の個性を感じることを経験していないのはもったいない! ぜひみなさんも、お住まいの地域の近くにある滝にぜひ行ってみていただきたいです」と呼びかけます。
2週にわたる坂崎さんとのトークに、ホランは「いろいろな滝を見てみたいと思いました!」と興味が湧いた様子。「身近なところにある滝を見て癒やされるのもそうですし、坂崎さん流の滝の楽しみ方“見る・聴く・触れる”を、みなさんもぜひ実践してほしい」と話していました。