8月15日(日)の放送では、前回に引き続き、かき氷専門店「氷舎mamatoko(ママトコ)」の店主で、“かき氷の女王”こと原田麻子さんが登場。おすすめのかき氷専門店を教えてもらいました。
(左から)ホラン千秋、原田麻子さん
京都で食べたかき氷の味に感動したのがきっかけで、全国のかき氷店を巡るようになった原田さん。いまでは、年間およそ1,700ものかき氷を食すほどで、“かき氷の女王”の異名を持つのもうなずけます。そんな原田さんが“おすすめ”として挙げたかき氷店は、埼玉県熊谷市にある「慈げん」。
「すごく尊敬していて、憧れているお店」と語るこのお店は、かき氷好きの人たちから“かき氷の聖地”と呼ばれているほどの名店だそうで、「かき氷の枠にとらわれない素材使いや見た目の形がすごい。メニューのラインナップも豊富で、次の週にはメニューが変わっていることもあり、(全メニュー制覇には)全然追いつけない」と原田さん。
そして、マスターが作り出す独創性のある斬新なメニューの数々に驚かされ、刺激を受けることが多いようで「素材にとらわれない、かき氷の可能性を見せてくれるのが『慈げん』のいいところ」と魅力を語ります。
ホランが次に“かき氷専門店でのマナー”を尋ねると、まず挙げたのは複数で来店したときのNG行為。みんなが頼んだかき氷が揃った写真を撮りたいがために、「揃うまで(食べずに)待っている人がいるんです。1人で氷を削っているお店だと絶対にタイムラグがあるので、5分後には氷がとけて、ふたまわりぐらい小さくなってしまう。
その状態のものを写真で撮られると、お店で出しているメニューがそういうものだと思われてしまうし、(時間の経過とともに)味も完全に落ちてしまう」と指摘します。
丹精込めて作ったかき氷をおいしく食べてもらうためにも、原田さんは、提供した際に「(仲間が頼んだかき氷を)お待ちにならず、先に召し上がってくださいね」と必ず声をかけるそう。
「それを守ってくれたほうが、食べるほうもおいしく召し上がれるので。あとは『撮影時間は基本的に10秒以内』って言います(笑)。(ずっと食べないでいるのは)自ら“おいしさ”をなくしているので、出たらすぐに食べ始めてほしいのは、ラーメン屋さんと一緒」と、“できたて”を食べることへのこだわりを熱く語ります。
最後に、ホランが目標を聞いたところ「いまは達成しちゃっている感がある」と原田さん。というのも、大好きなかき氷のことだけに専念したくて会社員を辞め「氷舎mamatoko」をオープンさせたとあって、「“生活のサイクルがかき氷だけで回る”というのが私の1つの目標だった。これからもこの形が続けばいいなと思っているので、死ぬまで(氷を)削り続けたいし、かき氷も食べ続けたい。
好きなものだけを食べて生きているし、好きなことでお金をいただけて好きなことでお客さんに喜んでもらえるなんて……それ以上のものは望めない。いまが一番生きていて幸せなので、いつ死んでも大丈夫(笑)」と充実ぶりを話してくれました。
原田さんの力のこもったお話に、ホランは「今なかなか(お店に)行けない方もいるかもしれませんが、私は、この夏に“フワフワのおいしいかき氷を絶対に食べたい!”と思いました」と、すっかりかき氷の虜になっていた様子でした。