7月25日(日)の放送では、ビーチライターの古関千恵子さんが登場。ビーチの魅力について、たっぷりと語ってくれました。
(左から)ホラン千秋、古関千恵子さん
大学時代にダイビング部に所属するほどの“ダイビング好き”が高じて、ダイビング雑誌社を経て、ビーチライターとして活躍している古関さん。これまで訪れたビーチは数え切れないほどで、「コロナ前まで、月に1〜2回は海外のビーチに行く生活を30年ぐらい続けていました。同じ場所に何回か行くこともありますし、沖縄だけでも150ヵ所ぐらいはまわりましたね。コロナ禍になってからは、日本国内のビーチの魅力を再発見しているところ」と話します。
海外のビーチといえば、「ヤシの木とセットのようなイメージだけど、日本のビーチは“白砂青松(はくさせいしょう)”と言って、ポイントは松なんですよね。(海外と比べると)渋みのある感じ」と違いを説明します。
コロナ禍で国内のビーチのみをめぐるようになったものの、古関さんは「いろいろなストーリーや伝説があったり、文化についても山1つ越えただけで違ったりしておもしろい」と言い、あらためてその魅力に気づかされた様子。また、ひとえにビーチと言っても、古関さんの目にかかると「地形や干潮・満潮のときに海水がどこまできているか、という点でも違ってきますし、サンゴの北限がどこまできているかで白砂があるかどうかも変わってくる」と奥深さを語ります。
なかでも、お気に入りの砂は、沖縄の宮古諸島に位置する伊良部島(いらぶじま)の“渡口の浜(とぐちのはま)”。「ここの白砂がめちゃくちゃ好きで、波打ち際ではなく、少し陸寄りのほうの砂は粒がすごく細かくてちょっと空気を含んでいて。手のひらからこぼすと“ドスン”と落ちるのではなく、スノードームみたいに“ふわん”と舞うような空気感がある。足をつっこんで(感触を)味わったときに一番気持ちいい」と力説します。
そして、国内で景色が印象に残っているビーチとして挙げたのは、青森県の“仏ヶ浦(ほとけがうら)”。「東アフリカのセーシェル共和国にあった岩のフォーメーションに似ていたんです。岩がそそり立っていて、形がとてもユニーク」と古関さん。その仏ヶ浦の写真を見たホランは、「“彫られる前のモアイが何個も立っている”みたいな感じ」と笑います。
古関さんいわく、その岩の一つひとつには名前がつけられているそうで、「しかも極楽浄土に関連しているんですよね」と解説。そんなビーチの奥深き魅力に、ホランはすっかり興味津々の様子でした。