6月27日(日)の放送では、前回に引き続き、サバンナの高橋茂雄さんをゲストに迎え、“サウナの魅力”についてたっぷりと語っていただきました。
(左から)ホラン千秋、高橋茂雄さん
まだサウナにハマっていない人、サウナ初心者の人たちに向けて、高橋さんは「まずは壁を乗り越えてほしい」と声を大にします。サウナにハマるか否かは、「“サウナの壁”と“水風呂の壁”、この2つの壁をいかに乗り越えるかにかかっている。水風呂に入らんかったら、サウナの良さはわからへん」と言います。
高橋さんいわく、サウナを経験したことはあってもハマっていない人の多くは、「壁を乗り越えるための限界までいっていない、(体が)熱くなっていないので、水風呂が冷たく感じてしまう。だから水風呂を攻略しないとダメ」と言います。
水風呂を攻略するには、「サウナ室を2〜3分で出てしまったら水風呂が冷たく感じるので、なんとか7〜8分ぐらいは頑張って入ってほしい。ただ、心臓の鼓動が“速くなってきたな”と感じたら無理して頑張らなくてもいいです。大体6〜7分ぐらい入ったらいい汗がかけると思うので、そこまでは我慢してほしい」と解説します。
限界まで耐えてサウナ室を出たら、肝となる水風呂へ。ただ、前回も高橋さんが熱弁していた通り、水風呂に入る前に、サウナでかいた汗を流してから入るのがマナーですが、その汗を流すやり方1つをとっても「水を足からかけていき、冷たさに慣れてから入るスタイルと、お湯で汗を流してから水風呂に入るスタイルなど、いろいろな方法がある」と言います。
ちなみに、お湯で汗をかけ流す方法は「TOKIO松岡(昌宏)スタイル」と命名しているそうで、「サウナ施設で松岡さんとお会いしたときに、松岡さんが水風呂に入っていくさまを(サウナの)窓越しに見ていたら、お湯をかけてから水風呂に入ったんですよ。“そういうスタイルなのね!”と思って、そこから命名したんです(笑)」とエピソードを披露します。
高橋さんいわく、水風呂では「潜ったらダメなところもあるし、潜ってもいいところもある」など、施設によってルールはさまざま。もし潜っても構わないサウナ施設であれば、「頭からシャワーを浴びてから、ぜひ(水風呂で)頭まで一発入ってみてください!」とおすすめします。
頭まで潜ると、水中で水が(体中を)まとってくれるそうで「30秒ぐらい入ったら水風呂を出て、座れるところがあれば座って自分を解放してほしいのよ。なんも考えんと“ボケ〜”っとしたら、めちゃくちゃ気持ちええなって思うはず!」と熱弁。
そして、2回目のサウナになると「汗の質感が変わってくる。1回目はシャバシャバな汗やったのが、2回目は玉のような汗に変わんねん。そこから水風呂に入ったら、1回目にあれだけつらかった水風呂が“いけるやん!”ってなります。それで、3回目のサウナ室に入ったときに真実の汗をかき始めるのよ(笑)」とレクチャーします。
サウナから水風呂を3回繰り返すのを1セットとし、途中の給水や休憩などを含め、大体1時間。「1セットを終えると、味覚が研ぎ澄まされた状態になる」と力説します。そんなサウナは、「1回開けたら最後。『プリングルズ』と同じで、止まらないです」と笑顔をのぞかせ「まだ行ったことがない人は、ぜひこのメソッドでサウナ体験をしてもらって、ハマっていただけたらうれしい」と呼びかけました。
これまで行ったサウナは「数え切れないほど」と話す高橋さんが、イチオシのサウナ施設に挙げたのは、富山県にある「スパ・アルプス」。
ちなみに、静岡県にある「サウナしきじ」は水がいいことで有名で、「サウナの聖地」と呼ばれるほど。「水風呂で“ドドドドド!”って滝のように落ちてくる水はそのまま飲めるのよ。みんなペットボトルに入れて持って帰るぐらい」と太鼓判を押します。しかし“有名すぎて混雑している”ことを理由に、イチオシに入れなかったことを告白。
今回、イチオシとして紹介した「スパ・アルプス」は、「サウナしきじ」に引けを取らないほどの水風呂だと高橋さんは強調します。水風呂には、北アルプスのおいしい天然水を使用しているものの、ここはまだサウナ界でもそこまで知られていない穴場なのもおすすめポイントの1つです。
高橋さんは「スパ・アルプス」に行った後、お寿司屋さんで食事をしていたところ、カウンターで隣り合わせたお客さんから声をかけられたそうで、「『なんで富山にいらっしゃるんですか?』って聞かれて、『「スパ・アルプス」に行きたくて』って言うたら、『え〜っ! そんな地方からわざわざ来るようなところなんですか!?』って言うぐらい、みんなまだ気づいていない(笑)」とエピソードを交えつつ、おすすめしていました。