2021/04/26

Drive Discovery PRESS Vol.4 編集後記

DDP編集部

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Drive Discovery PRESS、犬、猫、馬、鳥・・・動物大好き、いつかヤギを飼うのが夢な編集Nです。今週のDDP特派員は、数々の人気水族館の立ち上げを行ってきた生き物なんでも博士の下村実さんをお迎えして、水族館裏話から、生き物の不思議な生態のお話まで、楽しい生き物談義に花が咲きました。
ジンベイザメに振り回されたり、ラッコに噛まれたり、と様々な体験をされてきた下村さんですが、一番番好きなのはカメ!南極・北極以外のどこにでも生息するという柔軟さと人懐っこくて個性があってカワイイというカメ。下村さんは、これまでに100匹のカメを飼育されてきたそうですが、カメの寿命は2〜30年と考えると・・・カメ100匹の飼育時間は途方もない時間であることは確かです。そんな下村さんのカメ愛溢れるお話の中でも、特に印象的だったのは、リクガメの話。リクガメは非常に人懐っこく、「触って〜、なでて〜♪」と頭をすり寄ってくるんだとか。
現在もカメは数匹飼っているそうですが、以前はご自宅に大きな水槽をずらーっと並べて様々な水生生物を飼育されていたんだとか。

これまでに海遊館の立ち上げや京都水族館の館長なども務められてきた下村さんが教えてくれた「みんなが知らない水族館の楽しみ方」は、時間差で楽しむという方法。
朝一に行って、夕方に見に行くとまったく違った生き物たちの表情が見られるんだとか。
例えばイルカなどは朝は元気に飛び回り、夕方になると、少しぼーっとした表情が見られたりするそう。というのも、イルカは寝る時間が決まっているわけではなく、24時間ウトウト睡眠を繰り返している生き物だから。他にも、朝と夕方で色が違う魚がいたり、夜行性の魚は夜になると生き生きしてきたりと表情が時間によって全く違うそうなんです。

そんな生き物なんでも博士の下村さんでも一番飼育が難しいというのは、深海魚。理由としては、わからない部分が多すぎるからなんだとか。
他にも、脱皮したてのザリガニしか食べない蛇など、世界には、飼育しにくい生き物がいっぱいのようですが、そんな飼育しにくい子たちを扱うのが楽しいと笑顔でお話されていました。
ちなみに、下村さんによれば、どんな所にも生き物たちはいて、その鳴き声を覚えたり、生態を調べてみたりすることで、通勤や登下校の間にも生き物たちの存在を感じることができるのだとか。
ふと聞こえた鳥の鳴き声や虫の声・・・注意しながらまわりを見渡してみると色んな発見があるかもしれませんよ!
Drive Discovery PRESS、次号も生き物のお話盛りだくさん!お楽しみに!

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