2021/04/12

Drive Discovery Press Vol.2 編集後記

DDP編集部

春を迎えて、食卓も彩華やかになる季節。菜の花や山菜、筍、ホタルイカなどなど美味しいものもたくさん出てくる時期ですが、今回、ご登場いただいた特派員の森井ユカさんは、全国のご当地スーパーを巡って「おいしいご当地スーパーマーケット〜47都道府県で出会ったひとめボレ食品さん〜」(ダイヤモンド社)や「地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!」(ダイヤモンド社)などの本を出版されているスーパーマーケットマニア。今回の放送では、ご当地スーパーの魅力や森井さん流のスーパー惣菜の楽しみ方など伺いました。
旅先では毎回スーパーを回っていたという森井さんですが、スーパーに取材に行くときは、必ずその土地の出身者で食べることが大好きな従業員さんを紹介してもらってお話を伺っていたそう。そうやって地道な取材を重ね、日本全国のスーパーの美味しいお惣菜を発見していったそうなんです。

日本だけでなく、世界のスーパーも見てきた森井さんですが、世界共通に言えることは、 “レトロなパッケージの商品に美味しくないものはない!“ということ。その国でずっと受け継がれている味、親しまれている商品は美味しいからこそ長く続いていることが多いと言います。また、デザイナーとしても活躍されている森井さんがデザイン目線で感じるのは、”日本のパッケージには文字が多い!“ということ。「滑らかな味わいの〜」といった説明的な文章がパッケージに表記されていることが多く、また、その言葉に引き寄せられるのが日本の特徴で、海外ではそういった説明的なコピーは極めて少ないそう。一方で、アメリカなどは、インパクト重視でどう目立つかがヒットの鍵とされ、原色使いのパッケージが多いんだそうです。

ちなみにスーパーのお惣菜は生ものなので、立地に非常に左右され、その土地ならではの旬の食材が色濃く出る部分でもあるのだとか。反対に海外のデリのコーナーは日本のように旬のものに左右されず、いつも同じものがあるのが特徴であり安心感につながるとされているそうです。欧米のようにまとめ買いしない文化で、今日食べるものを今日買いにいくという日本の食文化の影響もあり、日本のスーパーはとにかく個性豊かだとお話されていました。

ちなみに、編集部員Nのおすすめとしてご紹介した「すかなごっそ」では、この時期旬のキャベツや朝どれの筍なども毎日たくさん並んでいるようです!滋味あふれる食材がたくさんの直売所。Drive Discovery PRESSでは、そんな直売所や皆さんの地元のオススメのお店情報など、お待ちしています!

Drive Discovery PRESS次号では、森井ユカさんのおすすめご当地スーパー惣菜ベスト3を発表予定!こちらもお聞き逃しなく!

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