2021/04/11

47都道府県のご当地スーパー行脚 “お惣菜”のスペシャリストが語る「スーパーディナー」の魅力!

DDP編集部

ホラン千秋がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの新番組「apollostation Drive Discovery PRESS」。番組では、“ラジオの中の編集部”を舞台にホランが編集長、リスナーが番組専属特派員となり、全国の食べ物やさまざまな場所にスポットを当て、日本の魅力を再発見していきます。4月11日(日)の放送では、特派員ゲストに森井ユカさんを迎えてお届けしました。

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(左から)ホラン千秋、森井ユカさん

ご当地スーパー、お惣菜の魅力

日本全国のご当地スーパーをめぐり、美味しいお惣菜を探し続けている森井さん。雑貨マニアで旅の達人、さらにはデザイナーという多彩な顔の持ち主。2013年2月に発刊した著書「おいしいご当地スーパーマーケット〜47都道府県で出会ったひとめボレ食品さん〜」(ダイヤモンド社)が大ヒット。次なる「地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!」(ダイヤモンド社)も好評を博しています。

そんなマルチな肩書きにホランが驚くと、森井さんは、「バラバラなことをやっているように見えて、自分のなかではなんとなくつながっている感じ」と笑顔をのぞかせます。

そもそも、森井さんがスーパーマーケットに魅了されるきっかけとなったのは、20代のときに初めてひとり旅をしたこと。行き先は「スペインだったんですけど、お金がなくてスーパーのジュースとパンでしのいでいたんです(苦笑)。当時、デザイナーを志していたんですけど、(陳列されている商品を見て)こんなに面白いデザインが“日本に入ってきていないんだ!?”って思ったんです。それで(いろいろなところに)“自分から行くしかない!”と思って海外のスーパーに夢中になって『スーパーマーケット・マニア』というシリーズ本を刊行するようになった」と言います。

国内外で数多くの“パケ買い”をしてきた森井さんは、「特に北欧は(パッケージの)デザイン性が高いですね。あと、北欧のデザインはインテリアとして美しく設計されている」と太鼓判を押します。また、国によってパッケージの魅力はさまざまで、「スーパーマーケット・マニア 〜EUROPE編〜」(講談社)を皮切りに、アジア編、アメリカ編、北欧5ヵ国編とシリーズ化されるなか、国内旅行の需要が高まってきたときに、「日本のスーパーに着目した本を出してみませんか?」とオファーが舞い込んできたそうです。

日本全国をめぐり、最初はオシャレなパッケージの商品を中心に紹介したところ、「読者の方から『もっと食べ物そのものが見たい』というリクエストがあって、“確かにそうだな”と思って。ずっとデザインばかりを追いかけてきたので、デザインのないもの、すなわち“お惣菜”を自分でプレートに1軒ごと“デザインしてみよう”と思った」と振り返ります。

そう思い立った森井さんは、1つのお皿を持ち歩いて47都道府県のご当地スーパーをめぐり、そこで買ったお惣菜を自分で盛りつけてデザイン。これを“スーパーディナー”と呼んでいるそうで、「スーパーで買ってきたお惣菜で、その日泊まるホテルでディナーをとるんです。単にスーパーで買ってきた夕飯だから“スーパーディナー”なんですけど」と笑います。

森井さんがスーパーディナーを選ぶときの基準は、「まず、その土地のもの」。加えて、見映えがユニークなものも。さらには「お惣菜売り場の方にお話を伺って、この土地ならではのものや旬のもの、あとはその方が好きなおすすめなど、けっこう聞き込みをします。他にもお客さんの流れを見たり、たまにお客さんに直接話を伺ったりして、その土地のもので揃えるようにしている」とこだわりを語ります。

そして、「スーパーごとに個性があるので、ちょっと足を伸ばして初めてのところに行ってみると、おそらくいろいろな発見があると思います!」とおすすめしていました。

 

編集部員Nおすすめの耳寄り情報!

初回放送では、ホランが地方ロケに訪れた先で食べたもののなかから“これは美味しかった!”というものを紹介しましたが、今回は番組スタッフ(編集部員N)からの情報を紹介。

「道の駅」や「産直」などの言葉が大好きという編集部員Nのおすすめは、神奈川県横須賀市にある大型農産物直売所「すかなごっそ」。その店名の由来は、横須賀の“すか”、野菜の菜の字から“な”、ごちそうを意味する“ごっそ”を合わせたもの。

店内には、JAよこすか葉山のおよそ400もの生産者が育てた、野菜や加工品などがズラリと並びます。なかでも珍しいのは、近くの養鶏場から届く地卵。「初卵(ういらん)」という、若鶏が卵を生み始めてから3週間しかとれない、まさに若鶏のパワーあふれる超期間限定の市場にも出回らない「幻の卵」なんだとか。

また、「すかなごっそ」の近くにある「長井海の手公園・ソレイユの丘」では、相模湾の水平線や富士山を一望でき、ゴールデンウィークあたりにはネモフィラ、夏にはひまわりが咲き、絶景を見ることができます。編集部員Nいわく、ここで絶景を見て、「すかなごっそ」で美味しいものを買えば、心もお腹も満たされること間違いなしとのこと。

ホランは、リスナー特派員に向けて「こんなふうに、みなさんのおすすめの場所やお気に入りの景色、地元の美味しいもの、伝統工芸品などを紹介していきたいと思いますので、ぜひDDP編集部にお寄せください!」と呼びかけていました。

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なお、情報をお寄せいただいた方のなかから、抽選で毎月3名さまにDDP編集部セレクトのとっておきプレゼントをご用意しています。4月はホラン自身がセレクトした、静岡・清水の港町、由比で缶詰をつくり続けて70年!「由比缶詰所」の絶品ツナ缶ギフトセットです。

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