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オンエアレポート

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Tue

2024-07-09 アンセットシス 山中惇史さん&高橋優介さん

ピアノ・デュオ「アンセットシス」が初登場!


「アンセットシス(un sept six)」の意味は
フランス語で「1」「7」「6」
ピアノの鍵盤が「88鍵」あることから、ピアノ・デュオで
ピアノ2台「176鍵」ということから名付けたそうです。

2019年に出会い、2020年に「アンセットシス」を結成。

山中惇史さんは「東京藝術大学」の作曲科とピアノ科を卒業。
高橋優介さんは「上野学園大学」音楽学部ピアノ科を卒業。

現在上映中の、京本大我さん、古川琴音さん
出演の映画「言えない秘密」では劇中の連弾演奏と
映画音楽の編曲を担当されています。


山中惇史さん
「作曲科は大学院にも通っていて、作曲科に4年、大学院に3年。ピアノ科に4年で11年間、藝大に通いました。」

美雨さん
「先生と思われていそう(笑)さっき始まる前にお話ししたら、山中さんは藝大の学園祭でうちの母と?」

山中惇史さん
「大学2年か3年のときに、矢野顕子さんとピアノデュオで演奏させていただきました。かわいいアニメーションが舞台上を流して、即興で音楽をつけていく、10〜15分ぐらいのアニメだったんですけれど、リハーサルは一切なしで、本番前に“よろしくお願いします。イニシャルが一緒ですね。”とか言いながら(笑)一緒に演奏をしました。」

美雨さん
「高橋さんも(学生時代から)即興演奏はされていたんですか?」

高橋優介さん
「大学を卒業して山中さんに出会ってからやり始めました。」

山中惇史さん
「え、そうなの!?(笑)即興は難しくて、クラシック音楽をやっていくと、根底には楽譜があって、それが基礎としてものすごく大事。そうなると、なかなか即興的なものの感覚が合わなくなる時があって。僕がちゃんとクラシックピアノを勉強し始めたのは、それこそ作曲科を卒業した後なので、そこから楽譜をどう読むのか、楽譜から何を感じるかで、自分の中の感覚がすごく変わってきてしまって、即興は難しいなって思うんですよね。」

美雨さん
「“自由に”と言われてもね(笑)」

山中惇史さん
「自由の中の不自由さ。音楽言語が違うのかなぁ。即興という分野をもう一回やり直したいなと。」

高橋優介さん
「僕は即興するとき、手グセとかじゃなくて、頭にある楽譜をなぞる感じ。普通、即興は頭に楽譜ではなくて、運動。だから、そういう意味では、即興はやったことがない。常に楽譜が頭につきまとっている。」

美雨さん
「その楽譜を描くのは瞬間なんですか?」

高橋優介さん
「多分そうですね。」

山中惇史さん
「大まかな道筋は考える。それこそ、言語と一緒で単語を覚えて、TPOで敬語を使わなきゃいけないとか。そうしたシチュエーションを何回も経験していくうちに、できるようになっていくのかなと思っています。」

美雨さん
「面白い。譜面の世界から移行していく、頭の使い方が全然違う。興味深いですね。」



<コンサート>
アンセットシスと、ピアノデュオ「レ・フレール」とのコンサートが開催!

Pianos’ Conversation 2024 “ハウ・メニー・ハンズ?!”
2024/7/14(日)15:00開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール



◆◆◆アンセットシス オフィシャルサイト◆◆◆







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