ディアフレンズ

ゲストは・・・周防正行監督

今日は、映画監督の周防正行さんをお迎えしました。

来週、4月8日に著書『それでもボクは会議で闘う-ドキュメント刑事司法改革』が発売となる周防さん。
「この部会は、そもそも、郵便不正事件っていう、何年か前の、村木厚子さんっていう厚生省の方が逮捕されて、裁判を闘ったんですけど、その間に、検察官が証拠の偽造とか、検察官にあってはならない不正な事をして社会問題となって。その時に、検察のあり方検討会議っていうのが設けられたんですよ。そこにも、法律の専門家や一般有識者という方が入って、これからの検察をどうするかっていう会議が有って。そこでの会議の結果を受けて、これからの刑事訴訟法をどうしたらいいのかっていうことで、設けられた会議なんですよ。普通だったら、法律の専門家でやるんですけど、やはり郵便不正事件を契機としてたので、国民の声を代表するという形で、一般有識者といわれる人が、7人選ばれたんですね。だから、40人いるんですけど、そのうち7人は素人なんです。それで、その村木さんも選ばれたんですよ。だから、普段のこういう部会から考えると、非常にありえないようなメンバー構成なんだそうです。こういう会議に、これだけ多くの素人が参加するっていうことが、まず珍しい会議だったらしくて。3年間で、ほぼ平均すれば月1回くらいの会議だったんですけど、全く知らない世界で、驚くことばかりだったので、みなさんも多分法律がどう決まるか、なんてわかんないですよね。こういう決まり方だけじゃなくて、いろんな決め方があるんですけど、とりあえず一つの法律は、こういう形でも出来ていくっていう例にもなるんじゃないかなと。というか、知ってて欲しいって思って、書きました。」といったお話をしていただきました。

周防正行さんが参加した法制審議会特別部会の会議の様子をまとめた著書『それでもボクは会議で闘う-ドキュメント刑事司法改革』は、4月8日に発売です。
気になった方は、お近くの書店などでチェックしてみてください。

さて、今日は、著書について、たくさんお聞きしてしまったので、ご自身についても伺いたい！ということで、明日も、周防監督にお越しいただけることになりました！
これまでの映画についてのお話など、たっぷりお聞きしたいと思います。お楽しみに♪

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