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番組へのメッセージ

坂本美雨
パーソナリティ
坂本美雨

On Air Report
2024-06-19 大西順子さん
[0619Wed]

大西順子さん
「私としてはフュージョンとジャズの境が全くないので
ミュージシャンのタイプにもよるんですが
アコースティックじゃないとジャズと言わない
という人も、たまにいますけれど、今はもう
解放されていて、良ければいいじゃない
という感じなんですよね(笑)」
美雨さん
「“フュージョン”という名の通り、混ざっている。
だから何を混ぜてもフュージョン。」
大西順子さん
「そうなんです。そもそもジャズが混ぜることが
素晴らしいという歴史を積み重ねてきた音楽なので
そういう意味で、改めてフュージョンと言われて
結構、今回は困りましたね(笑)」
美雨さん
「ブラックコミュニティから生まれたジャズ。
さらに、フュージョンの流れというのは
いつ頃始まってきたんでしょう?」
大西順子さん
「これは、はっきりと、マイルス・デイビスが作り
始めたと言われています。
ジャズというムーブメントが起こった後半に
ロックが生まれてくるわけですよね。
アンプリファイドされた大きな音に
若い子たちが熱狂するわけですよ。
それまで、ジャズだと小さなライブハウスに
入っても100人とか、そのくらいの動員数しかないところ。
そこに電気をかますと、突然、ロック少年たちが
わんさか集まってきて、コロシアムもいっぱいにしてしまう
そうなると、ギャラの桁が違ったわけですよね。
そこでマイルスは、電気音楽を取り入れ始めて
ビートをスイングからロックのビートに変えた。
そこがフュージョンの始まりだと言われています。」
美雨さん
「純粋な音楽的好奇心というのもあっただろうけれども…」
大西順子さん
「大きいのはギャラですね(笑)」
美雨さん
「なるほど、納得!確かにそうですねぇ。
ミュージシャンにとっては、職業としての
革命でもあったんですね。」
大西順子さん
「そういうことですね。
仕事をなくした人もいれば
そこで新たな才能も出てくるわけです。」
『村上春樹 produce 村上JAM vol.3 〜熱く優しい、フュージョンナイト』
◾️6月29日(土)17時開演
会場:すみだトリフォニーホール
※29日の公演はライブ配信も予定されています
最新情報は特設ページをご覧ください。
https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/murakamijam3/

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